【MLB】ドジャース 5-2 ジャイアンツ(7月23日・日本時間24日/ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平が「1番・DH」で先発出場。後半戦初となるシーズン24盗塁目を決めた。現在、47本塁打38盗塁ペースで、MLB史上6人目の「40-4…

【MLB】ドジャース 5-2 ジャイアンツ(7月23日・日本時間24日/ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平が「1番・DH」で先発出場。後半戦初となるシーズン24盗塁目を決めた。現在、47本塁打38盗塁ペースで、MLB史上6人目の「40-40」も視野に入れるが、今季前半戦のデータを見ると、実は鍵を握る盗塁面の“進化”が数字に表れている。

【映像】左腕から“唯一”盗塁死の決定的瞬間

 これまで大谷が記録したシーズン盗塁数・成功率の推移は下記の通り。MLB全体の盗塁成功率は、2022年が.754、2023年は.802、2024年に少し下がって.776と推移している。2023年は牽制の制限やベースサイズの拡大を背景に成功率が上昇したと考えられるが、一方で大谷は特に今季前半戦、例年以上のハイペースで盗塁を重ね、成功率も.885と失敗が非常に少なくなった点が特筆される。

■大谷翔平 シーズン別 盗塁データ
2018年 104試合 10盗塁 4盗塁死 成功率.714
2019年 106試合 12盗塁 3盗塁死 成功率.800
2020年 44試合 7盗塁 1盗塁死 成功率.875
2021年 155試合 26盗塁 10盗塁死 成功率.722
2022年 157試合 11盗塁 9盗塁死 成功率.550
2023年 135試合 20盗塁 6盗塁死 成功率.769
2024年 94試合 23盗塁 3盗塁死 成功率.885
(※今季は日本時間7月14日、前半戦終了時点)

 さらに、大谷はベッツが離脱して1番に固定された6月以降の前半戦、24試合で8盗塁(1試合あたり0.33盗塁)を決めている。6月16日以前は70試合で15盗塁(同0.21)と、打順変更後に盗塁ペースがアップしており、右投手に通算84盗塁(成功率.718)、左投手では通算25盗塁(成功率.893)と、サウスポーを苦にしない点も特徴。日本時間7月23日の試合ではチャレンジで判定が覆って盗塁死となったが、実はこれが今季初めて左腕から盗塁失敗したケースだ。

 大谷は出塁率も3-4月が.328、5月.357、6月.378に対して7月は前半戦終了時点で.400と、向上しており、さらなる盗塁量産も期待できる。これまで「40-40」を達成したのは僅か5人。大記録達成に向け、大谷の“足”に注目が集まる。

■歴代MLB 「40-40」達成者
1988年 ホセ・カンセコ(アスレチックス) 42本40盗塁
1996年 バリー・ボンズ(ジャイアンツ) 42本40盗塁
1998年 アレックス・ロドリゲス(マリナーズ) 42本46盗塁
2006年 アルフォンソ・ソリアーノ(ナショナルズ) 46本41盗塁
2023年 ロナルド・アクーニャ(ブレーブス) 41本73盗塁

協力:データスタジアム

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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