夏の新潟競馬の開幕を告げる名物重賞。例年は函館スプリントSやCBC賞からの転戦が多く見られるが、今年に関しては、小倉開幕週に移動した経緯もあって北九州記念からの臨戦の馬が多い。 1.非サンデー系に注目  過去10回で、父がサンデーサイレ…

 夏の新潟競馬の開幕を告げる名物重賞。例年は函館スプリントSやCBC賞からの転戦が多く見られるが、今年に関しては、小倉開幕週に移動した経緯もあって北九州記念からの臨戦の馬が多い。

1.非サンデー系に注目

 過去10回で、父がサンデーサイレンス系の馬の勝利はない。特に狙いたいのは父がミスタープロスペクター系の馬。ロードカナロア産駒でもジョーカナチャンが勝っているが、狙いとしてはダートで活躍する産駒が多いミスタープロスペクター系種牡馬の産駒を狙いたい。

2.若い馬中心も7歳馬が狙い目?

 過去10回で、3歳馬は複勝率40.0%、4歳馬は複勝率12.0%、5歳馬は複勝率29.8%と若めの馬が好走する傾向にあるが、7歳馬が3勝を挙げていて、率は低いが穴目で面白い。

3.パワーと馬格が求められる

 器用さがあまり必要ないコース形態ということもあり、パワーと馬格に秀でた馬がアドバンテージを持つ。過去10回で459kg以下だった馬は2頭しか3着以内に好走しておらず、勝ち馬10頭中5頭は480kg以上だった。

 ジャスパークローネは昨年のサマースプリント・チャンピオン。海外遠征帰りで休み明けの前走はレースにならなかったがひと叩きされた今回は違ってくるだろう。3勝クラスでこの舞台も勝っていて、ここは一変を期待したい。