「チーム・ヨカヨカ」が4年ぶりの頂点へ。熊本産馬のケイテンアイジン(牡2、栗東・谷潔厩舎)が、ひまわり賞(2歳九州産・オープン・芝1200m)で無傷の2連勝を狙う。  ケイテンアイジンは父アレスバローズ、母カシノティーダ、母の父ケイムホー…

「チーム・ヨカヨカ」が4年ぶりの頂点へ。熊本産馬のケイテンアイジン(牡2、栗東・谷潔厩舎)が、ひまわり賞(2歳九州産・オープン・芝1200m)で無傷の2連勝を狙う。

 ケイテンアイジンは父アレスバローズ、母カシノティーダ、母の父ケイムホームの血統。母は18年のひまわり賞の勝ち馬。母のいとこのロードカナロアは12年と13年の香港スプリントを連覇するなどGIを6勝し、種牡馬としても大活躍している。また、本馬の名前の由来は天を敬い、人を愛すという四字熟語である「敬天愛人」。

 6月30日の九州産馬限定の新馬戦は好位から抜け出し、2着に1馬身半差の完勝。3着のコウユーモジョカーが次走で勝ち上がり、2着のレーニスが同レースで2着だったので、レースレベルも悪くなかった。九州産同士の今回、上位人気に推されることは間違いない。

 生産者・本田土寿、調教師・谷潔、馬主・岡浩二のトリオは、4年前のひまわり賞の勝ち馬であるヨカヨカと同じ。偉大な先輩は3年前の北九州記念を制し、熊本産馬として初のJRA重賞勝ち馬となった。ケイテンアイジンもここは通過点として、一般馬との戦いに打って出たい。