7月21日(日︎)に開幕する北部九州インターハイ2024!︎ソフトボール女子を皮切りに合計30競技が、福岡県や佐賀県、長崎県など計7道県で行われます。今年の大会の愛称は『ありがとうを強さに変えて 北部九州総体2024』。支えてくれる人への感…

7月21日(日︎)に開幕する北部九州インターハイ2024!︎ソフトボール女子を皮切りに合計30競技が、福岡県や佐賀県、長崎県など計7道県で行われます。今年の大会の愛称は『ありがとうを強さに変えて 北部九州総体2024』。支えてくれる人への感謝を強さに変えて、全力で戦い抜くとの思いが込められています。感謝を胸に日頃の成果を披露する高校生の熱い1ヶ月にわたる戦いが始まります!

株式会社マイナビは、夢や目標に向かって頑張るすべての人を応援したいとの想いで、2014年から夏のインターハイを支えてきました。マイナビが応援するのは大会に出場する選手だけではありません。昨年から、大会の準備・運営に取り組む「高校生活動」に携わる高校生の応援も始めました。

今年は、大会を支える高校生が、競技に出場する高校生を︎後押しするインターハイの広告を作ろうと、『高校生の、高校生による、高校生のための応援コピー考案会』を開催!福岡県内で高校生活動をする生徒21人が、プロのコピーライターから作り方を教わりながら、東京メトロ、読売新聞、福岡駅/久留米駅構内に掲示する広告のコピーを制作しました。

それでは4月21日に行われた講義の様子を見ていきましょう!

講師として登壇したのは、コピーライターとして働く大野眞子さん。国際基督教大学を卒業後、株式会社博報堂に勤務し、これまでにマイナビの広告も制作しています。

考案会はまず、大野さんによるコピーの作り方講座から始まりました。大野さんは「どう伝えたら商品やブランドを好きになるのかを考えるのがキャッチコピー」とし、「コピーの作り方は、『見つける』『広げる』『選ぶ』『磨く』の大きく4つに分かれる」と説明します。

今回の広告を作る際も大野さんは、インターハイに関する資料を集めて(見つける)、多くのコピー案を考え(広げる)、1つに絞り込んで(選ぶ)、文言を決めた(磨く)といいます。

1つのコピーが決まるまでに、多い時は「数人のコピーライターがコピー案を1000本ぐらい書く」といい、「最後まで一言一句をこだわり抜く」と語っていました。1つのコピーを生み出すまでのプロの仕事に、生徒の皆さんも真剣に聞き入っていました。

そうして決まった今年度のインターハイのコピーが、「挑んだ足はどこへだって行ける。」

「ひたすらに走ってきた足でたどり着いたインターハイ。全てを出し切れたなら、その足は君を想像以上のところまで連れて行ってくれるはず」との想いが込められています。

広告は大野さんのコピーと、生徒の皆さんが書くコピーの合作になります。広告は「どこへだって行ける」ことを表現するために、中心に据える大野さんのコピーからカラフルな矢印が伸びていくデザインです。矢印の中に高校生が考えたコピーが入って完成します。

大野さんは「高校生の皆さんにしか書けない表現、コピーが絶対にある」と助言し、高校生がコピーを考える時間が始まりました。生徒の皆さんは周りと相談しながら頭を悩ませたり、一人で黙々と紙に書き出したりしていました

一人10〜20個のアイデアを出して、大野さんに提出。大野さんが生徒の案に目を通した後、一人一人へのフィードバックが始まりました。

「ワンプレーに青春を込めて。」というコピー案について、大野さんは「やっぱり青春への憧れがあって、インターハイは青春そのもの。 ワンプレーというスポーツならではの言葉遣いと青春の組み合わせがいい」と講評しました。

 「泥だらけで頑張るあなたがすき。」には、 「泥だらけで頑張るところを認めてくれる。1位じゃなくても、泥だらけで頑張っている私のことを見ていてくれたというところが素敵だなって思いました」と話していました。

「人生の大舞台、楽しもっ!」では語尾の「もっ!」に注目し、「すごく軽やか。明るく声をかけてくれているのが素敵」と評価。 「1/100秒の高みへ。」は、「コピーで具体的な数字を使うのは、テクニックとしてかなり使える。それに自分で気づいたのはすごい」と感心していました。 

 大野さんは全体的に「個性が出ていて、すごく面白かった。思った以上に素敵な広告になりそう」と評価していました。

広告には生徒の皆さんの直筆コピーがプリントされるため、自身が考えたコピーを丁寧に紙に書いて、考案会は終わりました。選手を後押しするコピーを作った生徒の皆さんの表情は達成感に溢れていました。

宗像高校3年 山下さんの感想

「広告の仕事に興味があるので、実際に仕事をしている方に教えてもらって嬉しかった。 多い時はコピー案を1000本も書くと聞いて、地道で時間がかかる仕事なのだと思いました。最後に直感で書いたコピーが大野さんに選ばれてびっくりしました。広告が飾られていたら 、ちょっと自慢したい」

 

中間高校3年 増永さんの感想

「CMでコピーを耳にすることはあっても、どういったものか詳しく知らなかった。コピーを作る過程を知れて、とてもいい経験になりました。1年生の時からインターハイに関わってきたので、いろいろなアイディアや気持ちがすぐ出てきました」

八女農業高校3年 内田さんの感想

「コピーを作るのは初めてで不安もあったのですが、いざやってみると、選手を応援したい気持ちが言葉に出てきました。『応援したい』という純粋な気持ちで考えてみると、いろいろな言葉で応援ということを表せるのだと思いました」

大野さん

「皆さんが真剣に考えて、こういう切り口もあったのかと勉強になりました。思った以上のクオリティーになって、インターハイに来てくれた人や大人も勇気づけられるコピーになったと思います。皆さんが作ってくれた言葉をより素敵にデザインして届けたいです!」

実際に完成した広告はこちら!

マイナビは、インターハイの成功に向けて、自らの創意工夫を持って多様な活動に取り組む「高校生活動」の応援を通じて、夢や目標に向かって頑張るすべての人を応援します。

大野眞子

国際基督教大学卒業後、2018年博報堂入社。主な受賞歴として、準朝日広告賞、ACC地域ファイナリスト、交通広告グランプリなどがある。