クライミングW杯のスピード第4戦が17日(日本時間17、18日)、フランス・ブリアンソンで行われ、男子はルドヴィコ・フォッサリ(イタリア)、女子はデン・ルイウン(中国)が制した。日本勢は女子で林かりんが決勝トーナメントに進出して15位だっ…


 クライミングW杯のスピード第4戦が17日(日本時間17、18日)、フランス・ブリアンソンで行われ、男子はルドヴィコ・フォッサリ(イタリア)、女子はデン・ルイウン(中国)が制した。日本勢は女子で林かりんが決勝トーナメントに進出して15位だった。

 パリ五輪前最後のW杯として開幕したブリアンソン大会。多くの五輪代表選手が出場を見送った中で、直近のスピード第3戦で日本人初の4秒台(4秒97)をマークし4位に入った大政涼の活躍に期待が高まるも欠場。日本勢は林が7秒60で14位に入り決勝トーナメントに進出した。男子は5秒50で27位だった谷井和季が日本勢最高だった。

女子ビッグファイナルでアジア新記録が誕生した

 16強によるトーナメントで林は強豪のナタリア・カルッカ(ポーランド)と対戦。相手の7秒07に対して7秒76と出遅れてしまい初戦で敗れた。女子4強は中国勢が3人、韓国勢が1人とアジア勢が占め、最後は女子アジア新記録となる6秒41を計測したデンが優勝を飾った。4強のうち3人を欧州勢が占めた男子はビッグファイナルで自己新の4秒97を記録したフォッサリが勝利。初のスピードW杯開催となったブリアンソンの地で金メダルに輝いた。

<リザルト>



[女子]
1位:デン・ルイウン(CHN)/6秒41
2位:チョン・ジミン(KOR)/6秒53
3位:ジャン・シャオチン(CHN)/6秒46
4位:ワン・シェンジャン(CHN)/6秒73
――――――
15位:林 かりん(JPN)/7秒76 ※決勝T進出
17位:小屋松 恋(JPN)/7秒74
18位:河上 史佳(JPN)/7秒90
22位:金谷 春佳(JPN)/8秒24



[男子]
1位:ルドヴィコ・フォッサリ(ITA)/4秒97
2位:エリク・ノヤ・カルドーナ(ESP)/5秒06
3位:ロン・ジェングオ(CHN)/4秒93
4位:リエンダー・カルマンス(GER)/5秒06
――――――
27位︰谷井 和季(JPN)/5秒50
31位︰上柿 銀太(JPN)/5秒65
35位︰藤野 柊斗(JPN)/5秒72
DNS︰大政 涼

※左から順位、氏名、所属国、記録
※記録は、1・2位はビッグファイナル(優勝決定戦)、3・4位はスモールファイナル(3位決定戦)でのタイム
※林かりんの記録は決勝トーナメントでのタイム

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