大谷の球宴初アーチに驚きの表情も見せたジャッジ(C)Getty Images ドジャースの大谷翔平が現地7月16日(日本時間17日)に、レンジャーズの本拠地、グローブライフ・フィールドで行われたオールスターゲームに「2番・指名打者」…

大谷の球宴初アーチに驚きの表情も見せたジャッジ(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地7月16日(日本時間17日)に、レンジャーズの本拠地、グローブライフ・フィールドで行われたオールスターゲームに「2番・指名打者」で先発出場。3回の第2打席で球宴では自身初となる本塁打を放った。

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 圧巻の一発だった。初回の第1打席は四球を選んで出塁していた大谷の第2打席は3回無死一、二塁の好機に回ってきた。

 相手3番手右腕のタナー・ホウク(レッドソックス)に対し、カウント2ボールから投じられた3球目、真ん中低めのスプリットを捉えると打球はぐんぐんと伸びて、右翼席へ飛び込んだ。

 大谷も笑顔を見せつつ、ダイヤモンドを1周。打球速度103.7マイル(約170キロ)、飛距離400フィート(約122メートル)の豪快な一発には大勢の野球ファンが集まった球場からも大歓声が鳴りやまなかったが、MLBの仲間たちも驚きを隠せなかった。

 大谷のアーチの直前には全米中継局の『FOXスポーツ』が外野守備中だったヤンキースのアーロン・ジャッジ、同じく外野守備についていたヤンキースのフアン・ソトにマイクを着け、試合中インタビューを敢行していた。その中でジャッジは大谷について聞かれると「まったく、あいつは信じられないとしか言いようがないよ」とコメント。続けて「彼がやっていることは毎年そうだが、今年を考えると、(右肘じん帯を修復する)トミー・ジョン手術からリハビリをしているんだよ。それなのに、打率.316、30本塁打(実際は29本塁打)だろう。とにかく信じがたい」と前半戦終了時の成績を踏まえて、改めて突出した才能にあきれる様子も見せていた。

 ジャッジと大谷といえば、昨年まで在籍したエンゼルス時代はア・リーグの好敵手として知られた。21年は大谷が初のMVPに輝くと、翌22年はジャッジがリーグ新記録の61本塁打をマークし、MVPに輝いた。そして翌23年は再び大谷が2年ぶり2度目の受賞となった。ジャッジはかつて大谷について「見ていると楽しい」と語るなど、アスリートとしてともに高め合ってきた仲でもある。

 そしてインタビュー直後には大谷の球宴初アーチが飛び出し、思わず呆然とする表情も中継に映し出されたジャッジ。今後もリーグは違えど、ともにハイパフォーマンスを期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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