7月15日、盛岡競馬場で行われた交流G3・マーキュリーカップ(ダ2000m)は、交流重賞常連のクラウンプライドが早め先頭から押し切って、重賞3勝目をマークした。2着にビヨンドザファザー、3着にロードアヴニールが入り、JRA勢が馬券圏内を独…

 7月15日、盛岡競馬場で行われた交流G3・マーキュリーカップ(ダ2000m)は、交流重賞常連のクラウンプライドが早め先頭から押し切って、重賞3勝目をマークした。2着にビヨンドザファザー、3着にロードアヴニールが入り、JRA勢が馬券圏内を独占した。

マーキュリーカップ勝利ジョッキーコメント
1着 クラウンプライド
横山武史騎手
「急遽、川田騎手からの代打騎乗でしたが、無事に良い結果を残すことが出来てホッとしています。能力があるのは過去のレースからも思っていましたし、
将雅さんからも話しは聞いていて、万全な出来にはもう一つと言ったところで途上の段階ではありましたけど、最後は接戦でしたが馬の力に救われました。良かったと思います。個人的にはメイショウフンジンが逃げるとは思っていましたが、どの馬が逃げてもこの馬のリズムを大事にしようと思っていたので不安はなかったです。すごく馬もパワフルで、自らハミを取っていて自然な形でポジションを押し上げる形になったので、リズムよく運べたかなと思います。手応えほど最後は少し止まってしまったのですが、まだ成長途上の段階で、ここを使って次はさらに良くなると思いますし、良いステップになったかと思います。人気を背負っていましたし、これだけ強い馬ですから、勝たせないといけないという気持ちで乗っていましたから、ヒヤッとしましたが馬の根性に助けられました。韓国の重賞の勝ち方もすごく強かったですし、国内外で活躍出来る馬だと思うので、このまま成長していってほしいなと思います。まだまだ暑い日が続きますけど、皆さん健康には気をつけながら競馬を楽しんでいただければと思います」

 7月15日、盛岡競馬場で行われた12R・マーキュリーカップ(Jpn3・3歳上オープン・ダ2000m)は、横山武史騎乗の2番人気、クラウンプライド(牡5・栗東・新谷功一)が勝利した。ハナ差の2着に5番人気のビヨンドザファザー(牡5・栗東・藤岡健一)、3着に3番人気のロードアヴニール(牡4・栗東・野中賢二)が入った。勝ちタイムは2:03.8(良)。

 1番人気で酒井学騎乗、メイショウフンジン(牡6・栗東・西園正都)は、8着敗退。

【動画】第28回マーキュリーカップ・クラウンプライドがハナ差で押し切る

完全に並んで写真判定に


マーキュリーカップ 口取り (C)岩手県競馬組合

 横山武史騎乗の2番人気、クラウンプライドが早め先頭から際どく押し切って、重賞3勝目を飾った。レースでは前半から軽快なスピードで2番手をキープ。行きっぷりよく3コーナー付近から早め先頭で押し切りを図ると、直線でも独走態勢に持ち込んだ。しかし、ゴール前ではやや脚色が鈍り、後方からビヨンドザファザーが強襲。ものすごい勢いで差し切るかと思われたが、完全に並んだゴール前の写真判定は僅かハナ差でクラウンプライドが残していた。

クラウンプライド 16戦5勝
(牡5・栗東・新谷功一)
父:リーチザクラウン
母:エミーズプライド
母父:キングカメハメハ
馬主:吉田照哉
生産者:社台ファーム

【全着順】
1着 クラウンプライド 横山武史
2着 ビヨンドザファザー 北村友一
3着 ロードアヴニール 団野大成
4着 テンカハル 坂井瑠星
5着 スワーヴアラミス 落合玄太
6着 ケイアイパープル 小野楓馬
7着 アラジンバローズ 下原理
8着 メイショウフンジン 酒井学
9着 グローリーグローリ 山本聡哉
10着 ギガキング 吉原寛人
11着 フレイムウィングス 山本政聡
12着 パワーブローキング 本田正重
13着 ヒロシクン 高松亮
14着 グランコージー 坂口裕一