古江は試合後に仲間たちから大きな祝福を受けた(C)Getty Images  米ゴルフ女子ツアーの今季メジャー第4戦エビアン選手権最終日(フランス=エビアン・リゾートGC)が7月14日に行われ、日本の古江彩佳が1イーグ…

 

古江は試合後に仲間たちから大きな祝福を受けた(C)Getty Images

 

 米ゴルフ女子ツアーの今季メジャー第4戦エビアン選手権最終日(フランス=エビアン・リゾートGC)が7月14日に行われ、日本の古江彩佳が1イーグル、6バーディ、2ボギーの65で回り、通算19アンダーでメジャー初制覇を果たした。

【動画】圧巻のイーグル締め!古江のウイニングパットシーン

 

 終盤での猛追により初制覇を成し遂げた。13番を終えた時点でトップと3打差をつけられていた古江は14、15番でロングパットを連続で決めると、続く16番も含め、3連続バーディで執念の追い上げをみせる。さらに最終18番、パー5でも強気の姿勢を貫き2オンを成功させると、最後もイーグルパットを沈め、熱戦に終止符を打った。ステファニー・キリアコウ(豪州)、ローレン・コフリン(米国)などのライバルを振り切り、鮮やかな逆転優勝を果たした。

 古江はこの勝利で、2022年スコットランド・オープンに続く米ツアー通算2勝目を記録。樋口久子、渋野日向子、笹生優花に続く日本人女子4人目のメジャー勝利という快挙を達成した。

 劇的な幕切れとなったこの日の古江の優勝は海外でも大きな話題となっている。米スポーツサイト『sportskeeda Golf』では、古江の勝利を報じながら、「彼女はあり得ない、前代未聞の“サヨナライーグル”を決め、ステファニー・キリアコウを抜き去った」と称賛の言葉を綴っている。

 また、1打差の2位に終わったキリアコウの母国、オーストラリアの放送局『ABCNEWS』でも公式サイト上において、「オーストラリアのステファニー・キリアコウ、エビアン選手権のスリリングなフィニッシュでアヤカ・フルエに敗れる」と銘打ったトピックを配信。「この日本人優勝者は、あり得ない長距離パットを連発し、日曜日に14番から16番まで3連続バーディを奪い、最後のホールで見事なイーグルを決めてキリアコウを1打差で破った」として、最終日の展開をレポート。

 その上で、「日本のフルエは、バックナインの序盤で3打差をつけられて調子を落としたように見えたが、最終的には最後の5ホールを5アンダーでプレーし、最終ラウンドで6アンダーの65を記録した」と古江の追い上げからの優勝を評している。

 海外メディアでも、古江のメジャー初制覇は驚きとともに伝えている。まさに劇的となったその結末の余韻は、まだしばらくの間は冷めることはないかもしれない。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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