「和田竜二騎手×テイエムオペラオーで心に残る一戦は?」。和田騎手が47歳の誕生日を迎えた6月23日、netkeiba公式X(旧Twitter)ではユーザーアンケートを実施。今も根強い人気を誇る“世紀末覇王”とのタッグについて思いを語っても…

「和田竜二騎手×テイエムオペラオーで心に残る一戦は?」。和田騎手が47歳の誕生日を迎えた6月23日、netkeiba公式X(旧Twitter)ではユーザーアンケートを実施。今も根強い人気を誇る“世紀末覇王”とのタッグについて思いを語ってもらった。

 和田騎手は1996年デビューの29年目で、JRAで重賞50勝、うちGIでは8勝を挙げている。テイエムオペラオーとは98年8月のデビュー戦から01年12月のラストランまで、26戦全てで鞍上を務めた。99年は皐月賞で人馬ともにGI初制覇すると、翌00年は古馬王道GIを全て勝利する“グランドスラム”を達成。通算でのGI勝利は「7」を数えた。

 特に活躍した00年は、20世紀最後の年だったことから”世紀末覇王”との異名まで名付けられた。ユーザーにとっても最も心に残ったというコメントが多かったのも00年のレースで、とりわけ有馬記念に推す声が目立った。同レースでは最後の4コーナーでは後方に位置するも、わずかな隙間をついて進出し、2着のメイショウドトウとはハナ差で勝利。世紀末の1年は、出走した全8戦全て勝利という偉業を成し遂げた。

 力づくでの勝ち星に「正にこじ開けて勝利をモノにした有馬記念には平伏すしかなかった」や「最終直線あの位置から抜け出せるのは流石としか言いようがない」といった声。また当時の実況アナウンサーが口にした「残り310mしかありません!」に言及したポストには、「『テイエム来た!!!テイエム来た!!!』は熱すぎる」と当時の熱気を思い出している様子が伝わってきた。

 またオペラオー伝説のはじまりとも言える99年の皐月賞へのコメントもあった。単勝11.1倍の5番人気ながら、オースミブライトをクビ差かわしての勝利に「印象深いのは絶望的な位置で大外からぶっこ抜いた皐月賞」とのコメント。また、「オグリキャップによって開かれた追加登録制度で参戦という経緯と、最終直線で見せた縮地のような末脚が好きです。若き和田騎手の歓喜も」と、初のGI勝利を喜ぶ当時の和田騎手を懐かしむ声もあった。

 そのほかにはヨーロッパの強豪・ファンタスティックライトに勝った00年ジャパンカップや、最後のGI制覇となった01年天皇賞(春)を挙げるコメントもあった。そんなテイエムオペラオーの活躍からは約四半世紀。和田騎手には「これからもケガなく長く頑張ってほしい」とのエールも寄せられていた。