卓球の「WTTスターコンテンダーバンコク」は7日、女子シングルスの決勝が行われ、世界ランキング10位の伊藤美誠(スターツ)は橋本帆乃香(ミキハウス)と対戦。4ー2で勝利し優勝を果たした。 伊藤は2023年2月の「WTTコンテンダーアンマン」…

卓球の「WTTスターコンテンダーバンコク」は7日、女子シングルスの決勝が行われ、世界ランキング10位の伊藤美誠(スターツ)は橋本帆乃香(ミキハウス)と対戦。4ー2で勝利し優勝を果たした。

伊藤は2023年2月の「WTTコンテンダーアンマン」以来、およそ1年半ぶりとなる優勝を成し遂げた。大会公式も、復調を見せつけた23歳の躍動ぶりを称えている。

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■名カットマン、橋本とラリーの応酬

伊藤が予選勝ち上がってきた日本の名カットマン、橋本と対峙した決勝。伊藤は相手のカットに粘り強く対応しながら勝機を見出し、2-2で迎えた第5ゲームをとり波に乗った。そのまま第6ゲームを奪い切り、久しぶりのWTTシリーズタイトルとなった。

大会公式は伊藤のカットマン相手のキラーぶりを紹介。「第5シードのイトウはカットマンに対して勝率80パーセントという驚異的な数字とハシモト相手の5勝0敗という完ぺきな戦績から優勝候補に挙がった」というデータを紹介しながら橋本相手の優位性に言及した。

また、伊藤のフォアハンドを中心とした攻めも功を奏したとし、「世界10位の彼女の決断力が完全に発揮された」と称賛。「彼女は見事に試合を締めくくり、自らのコレクションに5つ目のWTTタイトルを加え、卓球界にミマ・イトウが戻ってきたことを知らせた」とその復活ぶりを称えた。

伊藤は2月のパリ五輪選考で落選後、新たな目標を世界1位に定め再スタートを切っていた。復調を見せていたなか、タイの地で復活優勝を成し遂げた。

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