2024年7月5日 飯塚オートチャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップ(最終日)飯塚オートと山陽オートで開催されているミッドナイトオートレースのG2「ミッドナイトチャンピオンカップ」。飯塚では4回目となる「チャリロト杯G2ミッドナイト…

2024年7月5日 飯塚オート
チャリロト杯
G2ミッドナイトチャンピオンカップ(最終日)

飯塚オートと山陽オートで開催されているミッドナイトオートレースのG2「ミッドナイトチャンピオンカップ」。
飯塚では4回目となる「チャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップ」は、7月1日から5日間の日程で争われ、真夜中の激戦が展開された。
初日こそ湿走路だったが、2日目以降は良走路に回復。日中は全国的な高温になったことも影響したか、ミッドナイトの時間帯でも軽ハンデ勢の活躍や、スタート攻勢を決める選手の台頭が目立った。
荒尾聡や篠原睦など実力者が準決勝戦で敗退する中、優勝戦に進出したのは、遠征勢は川口の佐藤摩弥だけで、飯塚勢が6名。大会連覇が期待される有吉辰也や、グレード初優出を決めた道智亮介の快走も、勝ち上がりでの話題を集めた。

※4日目レポートはこちら

【9R=優勝戦】
*8周回4,100m
走路=走路温度度 
1/道智亮介(飯塚34期)0m 3.33
2/越智尚寿(飯塚25期)10m 3.34
3/木山優輝(飯塚33期)10m 3.31
4/中村杏亮(飯塚33期)10m 3.30
5/岩見貴史(飯塚29期)10m 3.34
6/佐藤摩弥(川口31期)10m 3.33
7/有吉辰也(飯塚25期)10m 3.33
※右数字はハンデ、試走タイム

最終日も晴の良走路で深夜の決戦を迎えた。
試走は3.30の中村が一番時計で、次が3.31の木山で33期の両者が好タイムをマーク。
人気は中村、有吉の折り返しが上位人気に推されていた。

真夜中の優勝戦がスタート。0線から道智が逃げて、2番手は越智、10線からは佐藤が好ダッシュを決めて3番手に付ける。佐藤は2周回1コーナーで前2車をかわして早くも先頭に立つと、リードを保ちながら、そのまま押し切り優勝のチェッカー。グレードレース制覇は女子レーサー初のG1初優勝を決めた昨年の川口G1キューポラ杯以来で、G2に限れば2020年山陽の若獅子杯争奪戦以来、通算3回目の優勝を果たした。

■レース展開






スタートは、0線から道智が飛び出し、2番手は越智、3番手は佐藤がつける。1周回4コーナーで道智が滑り、その間を越智、さらに内を佐藤が入っていく。2周回1コーナーで佐藤が抜け出し、2番手に越智で、3番手は道智をかわして有吉が上がってくる。先頭に立った佐藤は徐々に越智との差を広げていき、3番手から有吉が越智の後位に迫っていく。越智、有吉の2番手争いが続く中、抜け出した佐藤はリードを保ったまま、優勝のゴール。2着に越智が粘り、3着に有吉が入線した。

【チャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップ・優勝戦】
2連単6-2 18,300円(34番人気)
3連単6-2-7 58,520円(146番人気)



優勝/佐藤摩弥(川口31期)
競走車名:Pタン3
ランク:S26
競走タイム:3.406
今節成績:6着・1着・3着・2着・1着
次走出場予定:川口G1キューポラ杯(7月11日~15日)

(飯塚で優勝は)良かったです。
試走は感触も良かったと思います。
自分がいいというよりは仕上がっているという人がいない感じで、今日は全体的に試走タイムも3.2台が出る人がいなくて。今節を通してですが、タイムが出にくいのかなとは思っていました。

(スタート評価は)は、90点くらいにしておきます。
展開に恵まれて、前がごちゃついたときに、先頭に立てたのがすごく大きかったと思います。
かなりラッキーでした。普通に行くならタイヤを使ってしまうので。
(先頭に立ってからは)誰か後ろにいるだろうなと思い、とにかくミスなく、必死で走っていました。
ゴールした時は、やったー!という感じ。
ずっと優勝戦に乗れてはいたのに、全然優勝できなかったので、まさかでした。

(七夕の短冊に書くとしたら)やっぱり2年連続でオールスター準優勝。昨年は嬉しい準優勝、今年は悔しい準優勝だったので、次はSGを獲りたいと、書きたいと思います。
応援ありがとうございました。真夜中の女王になれました。
次は地元川口でG1キューポラ杯。昨年は初めてG1優勝できた大会なので、この勢いのまま地元G1も優勝目指して頑張ります。