チュニジアで卓球の「WTTコンテンダー チュニス」が行われ、張本智和(智和企画)は男子シングルス、松島輝空(木下グループ)と組んだ男子ダブルス、早田ひな(日本生命)と組んだ混合ダブルスで三冠を達成した。また、女子シングルスでは第1シードとし…

チュニジアで卓球の「WTTコンテンダー チュニス」が行われ、張本智和(智和企画)は男子シングルス、松島輝空(木下グループ)と組んだ男子ダブルス、早田ひな(日本生命)と組んだ混合ダブルスで三冠を達成した。

また、女子シングルスでは第1シードとして挑んだ張本美和(木下グループ)が連覇を達成。大会公式が兄妹Vの偉業を称えている。

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■宇田とのフルゲームを制す

チュニジアでの大会に挑んだ張本兄妹の戦い。まずは兄の智和が早田と組んだ混合ダブルスでWTTシリーズ3大会連続優勝を成し遂げる。

そのまま松島と組んだ男子ダブルスでも優勝を果たすと、宇田幸矢(協和キリン)との同士討ちが実現した男子シングルス決勝では、宇田に押し込まれる時間や足を痛め治療を受ける場面も見られたなかフルゲームの激闘を制した。

また、妹の美和も順当に決勝まで勝ち進むと、大藤沙月(ミキハウス)との戦いを4-0のストレートで制し、昨年に続く連覇を達成した。

この張本兄妹の優勝には大会公式も賛辞を送り、「ハリモトファミリーはWTTコンテンダーチュニスで卓球の歴史に新たな章を刻んだ」と評し、「男子シングルスと女子シングルスでトモカズ・ハリモトとミワが勝利を収め他の選手を圧倒し、兄妹が表彰台の頂点を分け合うという前代未聞の快挙を成し遂げた」と激賞した。

1カ月を切ったパリ五輪で智和は男子のエースとして、美和は女子団体戦の切り札としてそれぞれ大舞台を控える。そんななか迎えたチュニジアでのWTTシリーズを制し、今後へ期待を抱かせた。

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