チュニジアで行われている卓球の「WTTコンテンダーチュニス」は29日、混合ダブルスの決勝が行われ、早田ひな(日本生命)と張本智和(智和企画)のペアがカールソン、シェルベリ(スウェーデン)ペアに3-2で勝利し、優勝を成し遂げた。WTTシリーズ…

チュニジアで行われている卓球の「WTTコンテンダーチュニス」は29日、混合ダブルスの決勝が行われ、早田ひな(日本生命)と張本智和(智和企画)のペアがカールソン、シェルベリ(スウェーデン)ペアに3-2で勝利し、優勝を成し遂げた。

WTTシリーズではザグレブ、リュブリャナに続いて3連勝を成し遂げた日本ペアに対しては大会公式も賛辞を寄せている。

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■女子シングルスは出場回避

今大会早田はスケジュール調整のため、女子シングルスの出場を回避。張本智との“はりひなペア”ではパリ五輪の第2シードもかかるなか順調に決勝までたどり着くと、ファイナルでは第1ゲームを奪われ、2度のデュースにもつれ込むなど厳しい戦いをしのぎ切り、逆転で優勝を飾った。

WTTシリーズでは3連勝を果たし、パリ五輪の第2シードへ貴重なポイントを積み重ねた日本のエースペア。

大会公式も「タイトル争いでは大きなプレッシャーにさらされた」と序盤の苦戦に触れつつも、「(スウェーデンペアは)優位性を保つことができずにハヤタとハリモトに反撃の機会を与えてしまった」とし、「ハヤタとハリモトは今回、仕事を成し遂げるのに十分な力を持っていた」と試合トータルで上回った日本ペアに賛辞をおくった。

なお、張本智は今大会男子シングルス、松島輝空(木下グループ)との男子ダブルスでも決勝に勝ち進んでおり三冠の可能性を残す。また、妹の張本美和(木下グループ)も女子シングルス決勝にコマを進めており、兄妹優勝にも期待が高まる。

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