2024年6月29日 取手競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪大阪・関西万博協賛開設74周年記念「水戸黄門賞」G3(3日目)※レインボーカップチャレンジファイナル(前検日)レポートはこちら***************【取手競輪G3(3日目…

2024年6月29日 取手競輪
令和6年能登半島地震復興支援競輪
大阪・関西万博協賛
開設74周年記念「水戸黄門賞」G3(3日目)

※レインボーカップチャレンジファイナル(前検日)レポートはこちら
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【取手競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】


赤板過ぎに山口多聞が前を抑え、そのまま先行態勢に入っていく。最終HS前から6番手の郡司浩平が仕掛けていくが、山口多マークの坂井洋がけん制し、坂井は最終2コーナーから捲りで抜け出す。8番手だった山口拳矢は最終2コーナーから捲ると、関東勢を飲み込んで1着。2着に坂井、3着に関東3番手だった吉澤純平が入った。


1着/山口拳矢(SS・岐阜117期)
今回成績:特9・二1・準1
G3優勝:2回(23年7月名古屋)

打鐘からハイピッチだったので、(車間が)詰まったところで仕掛けようと思っていましたが、郡司(浩平)さんが早めに行ったので、チャンスができたのかなと思います。ずっと踏んでる感じでした。(坂井)洋の後ろに並んだ時に、4コーナーの下で前に出られるかなと思いました。屋内と外の寒暖差があるので、体調管理に気をつけます。

決勝は、脇本(雄太)さんの後ろ。



2着/坂井洋(S1・栃木115期)
今回成績:特1・二1・準2
G3優勝:1回(21年11月四日市)

(山口多聞が)先行態勢に入るまではしっかり追走してでした。(最後は)目一杯、踏みました。今日が、一番感触がいいです。

決勝は、小林(泰正)君の後ろ。番手です。



3着/吉澤純平(S1・茨城101期)
今回成績:一1・二1・準3
G3優勝:4回(22年6月取手)

レースは、前2人に任せていましたので、どう凌ぐかでした。(最終2センターは)郡司(浩平)君が降りてきた時にバックを踏んでしまったので、余計に降りてこられてしまいました。記念もG1と変わらないくらいメンバーがいい、その中で決勝に進むのが難しくなってきているので、ラインのおかげですが、どんな形であれ決勝に上がれて良かったです。今回は、疲れをとるケアを中心に調子をあげられるような感じで来たので、状態は高松宮記念杯よりはいいかなと思います。

決勝は、(吉田)拓矢の後ろ。関東の4番手です。

10Rレース結果

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【取手競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】


赤板過ぎに青野将大が先頭も、打鐘過ぎに吉田有希が叩いていく。吉田には小林泰正が続くが、3番手の池田勇人は連結崩れ、3番手には松本貴治が入り、最終HSを通過。8番手の脇本雄太は最終HS過ぎから仕掛けると、豪快に前団を捲り切り1着ゴール。脇本マークの東口善朋は連携離れ、最終2コーナー3番手から捲った松本が2着。吉田マークした小林泰正が3着に入線した。


1着/脇本雄太(SS・福井94期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特5・二1・準1
G3優勝:14回(23年4月武雄)

最初から(後方に)引くつもりでいました。打鐘のスピードが思った以上に速くて、完全に立ち遅れてしまった。反省です。感触は、なんとも言えないですね。初日に感じた疲れは徐々に抜けてきていると思うのですが、状態面はまだ満足できていません。

決勝は、自力。



2着/松本貴治(S1・愛媛111期)
今回成績:一2・二4・準2
G3優勝:1回(21年1月松山)

積極的なラインばかりだったので、しっかり位置を取って脇本(雄太)さんが来る前に仕掛けようと思っていました。(最終BSは)余裕がなかったので、自分のタイミングで(小林)泰正を抜きに行きました。感触として、軽い感じはしないのですが、しっかり動けて良かったと思います。初日、2日といいレースができなかったのですが、今日は、気持ちを入れ直して走れたと思います。

決勝は、自力。



3着/小林泰正(S1・群馬113期)
今回成績:特8・二4・準3
G3優勝:1回(24年6月前橋)

(吉田有希が)先頭に出るのに脚を使っていました。番手捲りをしないつもりで構えていましたが、(脇本雄太と松本貴治の)2人に行かれてしまったので、3着には入らないといけないと思いました。が、もう少し(吉田)有希君を残す走りができたのではないかと感じました。昨日、一昨日と感触は悪くなかったのですが、今日は番手戦でよくわからなかったです。でも、前開催(高松宮記念杯競輪)よりはいいと思います。

決勝は、ラインの先頭で自力。関東は結束です。

11Rレース結果

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【取手競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】


赤板で眞杉匠が突っ張って、そのまま先行態勢に入っていく。5番手は内で根田空史、外に晝田宗一郎で並走になる。関東4車ラインが主導権を握り、中団の争いは最終2コーナーで根田が取り切る。根田は捲りで直線迫ると、眞杉マークの吉田拓矢が差し脚を伸ばして1着。吉田後位の芦澤辰弘が2着で茨城ワンツー。根田マークから守澤太志が直線伸びて3着。根田は4着、眞杉は5着で敗退した。



1着/吉田拓矢(S1・茨城107期)
今回成績:特6・二1・準1
G3優勝:5回(22年9月青森)

(眞杉匠は)ペースをほとんど緩めていなかった。最終2コーナーで根田(空史)さんが来たのが分かったのですが、出が良くなかったので来られないだろうと。最後4コーナーから踏んだ時に、外からくわれる勢いだったので強めに踏んでしまったので、眞杉(匠)を残せなかったです。連日、前のおかげです。

決勝は、関東の3番手。



2着/芦澤辰弘(S2・茨城95期)
今回成績:一2・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(19年3月玉野以来)

どこのラインが仕掛けてきても、あのペースなら(吉田)拓矢君も仕事がしやすいだろうと思えるくらい、眞杉(匠)君が全てレースをコントロールしていました。マークとして、自分の仕事に徹しました。ファンの声援が力になったし、関東4人で強い気持ちで臨めたことは、何よりも気持ちが伝わってきました。競輪は、気持ちとラインの強さだと、改めて思えたレースでした。

決勝は、関東で結束して5番手です。敗退した地元や関東の選手の気持ちも込めて精いっぱい頑張ります。



3着/守澤太志(S1・秋田96期)
今回成績:特3・二2・準3
G3優勝:4回(23年12月別府)

根田(空史)君がすかさず仕掛けてくれましたね。脚力は温存していました。(関東が)4車だったので難しかったのですが、(レースの流れ)判断はしっかりできたのかなと思います。初日からいい感触で入れたので、それをキープしていい方向に向いています。

決勝は、単騎。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝の( )は直近のG3決勝進出開催

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【取手競輪G(最終日)12R=S級決勝】
1/吉田拓矢(S1・茨城107期)
2/山口拳矢(SS・岐阜117期)
3/脇本雄太(SS・福井94期)
4/松本貴治(S1・愛媛111期)
5/坂井洋(S1・栃木115期)
6/芦澤辰弘(S2・茨城95期)
7/小林泰正(S1・群馬113期)
8/吉澤純平(S1・茨城101期)
9/守澤太志(S1・秋田96期)

注目の並び想定は
7小林-5坂井-1吉田-8吉澤-6芦澤
3脇本-2山口
4松本(単騎)
9守澤(単騎)

決勝は、小林泰正の番手に坂井洋、その後ろを吉田拓矢、吉澤純平、芦澤辰弘と茨城勢が続き、結束した関東5車ライン。
脇本雄太の後ろには、山口拳矢がまわる近畿中部のSS2車。
松本貴治と守澤太志は単騎の競走を選択した。

5車で結束した関東勢が連日、力強い捲りを放つ脇本にどう立ち向かが鍵になりそう。小林が、主導権を握り先行策に出ると、番手に控える坂井や吉田などラインで上位独占を狙えるか。それでも脇本が豪快な仕掛けで力勝負を制してくるのか注目されるところ。
両ラインの動向によっては、タテ脚のある松本、守澤の強襲も十分。ゴール前は大接戦になる可能性も。手に汗握る決勝に注目です。

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【取手競輪グレードレース・プレイバック】
2022年6月取手記念G3
優勝:吉澤純平
2022年2月全日本選抜G1
優勝:古性優作
2020年6月取手記念G3
優勝:郡司浩平
2019年6月取手記念G3
優勝:松浦悠士
2018年11月取手記念G3
優勝:山崎賢人
2018年6月国際トラック競技支援競輪G3
優勝:マティエス・ブフリ
2017年6月取手記念G3
優勝:吉澤純平