多くの人々にとっての悩みの種であるニキビ。しかし、適切なケアでクリアで透明感のある肌を手に入れることは可能です。この記事では、ニキビケアの基本から日々の生活でできる効果的な対策までを解説します。正しい洗顔方法や適切なスキンケア製品の選び方…
多くの人々にとっての悩みの種であるニキビ。しかし、適切なケアでクリアで透明感のある肌を手に入れることは可能です。
この記事では、ニキビケアの基本から日々の生活でできる効果的な対策までを解説します。
正しい洗顔方法や適切なスキンケア製品の選び方を知り、透明感あふれる肌への第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
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透明感あふれる肌へ!ニキビケアの基本
ここからは、ニキビでお悩みの方におすすめしたいケアを5つご紹介します。毎日のケアが間違っていると、ニキビが悪化することも。ぜひケアを見直すときの参考にしてみてくださいね。
1.洗顔をしすぎない
皮脂は肌を保護し、乾燥から守る役割があります。
しかし、洗顔をしすぎると、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい、肌の自然なバリア機能が低下してしまいます。これにより、肌は外部刺激に弱くなり、乾燥や炎症を引き起こしやすくなるため注意が必要です。
また、肌の乾燥を感じると、体は皮脂の過剰分泌によって保護しようとすることもあります。これが逆に毛穴を詰まらせ、ニキビの原因となるため要注意。
適度な洗顔は肌を清潔に保つ上で必要ですが、過度な洗顔は肌の乾燥を促し、結果的にニキビを悪化させる可能性があるのです。
2.十分な睡眠をとる
ニキビケアにおいて、十分な睡眠をとることはとても重要。なぜなら睡眠が肌の再生や修復に深く関わっているからです。
肌の再生は睡眠中に行われます。睡眠不足は肌の回復力が弱まり、ニキビが治りにくくなる可能性があるため注意が必要です。
睡眠の質を高めるためには寝室環境を整え暗さを保ち、静かな環境を作ることが重要です。就寝前には蛍光灯の灯りを避けてオレンジの灯を使うなど、リラックスできる環境をつくり、より深い睡眠をとれるようになるよう工夫しましょう。
3.日焼け止めを使う
紫外線は肌の炎症を引き起こし、ニキビを悪化させる可能性があります。
また、紫外線が当たると、皮膚を守っている天然のクリームのような膜(皮脂膜)が酸化して弱まります。この保護膜が弱まると、肌内部の水分が蒸発しやすく、肌が乾燥しやすくなるため注意が必要です。
日焼け止めを使用することで、紫外線から肌を守り、ニキビの炎症を抑えることができます。
日焼け止めを選ぶときのポイントは、オイルフリーの製品にすることです。
肌に余分な油分を与えず、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を防ぎます。日焼け止めを毎日のスキンケアルーティーンに取り入れて、ニキビケアを効果的に行いましょう。
4.ノンコメドジェニック製品を使う
ノンコメドジェニック製品とは、毛穴を詰まらせる原因となる成分を含んでいない、または含んでいても少ない製品のことです。ニキビや黒ずみの原因となるコメドの形成を抑制します。
ニキビは毛穴に皮脂や汚れなどが詰まることで発生します。ノンコメドジェニック製品を使用することにより、ニキビの新たな発生を防ぐことができるのです。
多くの場合、ノンコメドジェニック製品はその旨がパッケージに表示されています。ノンコメドジェニック製品で肌への負担を減らし、刺激が少ないアイテムでケアしましょう。
5.サリチル酸やグリチルリチン酸2Kなどの成分を積極的に使う
ニキビの予防や改善が期待できる成分を積極的に使いましょう。特に、以下の成分がニキビケアにおすすめです。
●サリチル酸…角質を柔らかくして毛穴詰まりを防ぐ
●グリチルリチン酸2K…抗炎症作用があり、ニキビによる赤みや炎症を抑える
●ベンザルコニウムクロリド…強力な殺菌作用があり、ニキビの原因となるアクネ菌を抑える
ただし、製品によっては肌に刺激を与えることがあるので、使用する際は少量から始めて肌の反応を確認しましょう。
セルフケアに限界を感じたら皮膚科に相談を
セルフケアだけでは改善が見られないニキビや、悪化してしまった場合は、皮膚科の受診をおすすめします。市販のスキンケア製品だけでは対処が難しい深刻なニキビ、繰り返しできるニキビなどは、専門的な治療が必要な場合があります。
皮膚科では、ニキビの原因や個々の症状に合わせた適切な治療を提案してくれます。治療方法には、抗生物質の内服や外用薬、ホルモンバランスを整える薬などさまざま。
ニキビで悩んでいる方は一人で悩まずに、専門医の知識と経験を頼ることも視野に入れ、健やかな肌への第一歩を踏み出しましょう。
[文:フェムゾーンラボ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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下田 真理子
日本化粧品検定一級取得。ビューティアドバイザーとしてキャリアを積み、現在は美容ライターとして活動。美容師・エステティシャンへの講師やアドバイザー経験があり、美容全般に深い知識を持つ。主に美容・健康メディアで多数執筆中。