日本代表の強さに相手の米国選手も脱帽。宮浦健人は両チーム最多18得点を挙げた(C)Getty Images  バレーボールのネーションズリーグ(VNL)男子1次リーグ第3週が日本時間6月23日、フィリピンのマニラで行わ…

 

日本代表の強さに相手の米国選手も脱帽。宮浦健人は両チーム最多18得点を挙げた(C)Getty Images

 

 バレーボールのネーションズリーグ(VNL)男子1次リーグ第3週が日本時間6月23日、フィリピンのマニラで行われ、日本が米国に3-0(25-20、25-23、25-19)のストレート勝ちを収めた。日本は通算9勝3敗の4位で1次リーグを終え、27日~30日の期間でポーランドで行われる決勝トーナメントに臨む。

【動画】バレー男子日本が米国を倒す!宮浦健人が両チーム最多18得点

 

 石川祐希、西田有志らを温存して臨んだ日本は、控え中心の構成。出場機会の少なかった宮浦健人が先発出場し、躍動した。第3セットでは、21-19から3連続サービスエースを決めるなど活躍を見せ、両チーム最多となる18得点をマーク。チーム最年少の甲斐優斗も16得点で勝利に貢献した。

 スイスのバレーボール専門メディア『Volleyball World』はXで、「ケント・ミヤウラの活躍により、日本はストレートで勝利し、通算成績を9勝3敗とした」と投稿している。

 対戦相手の米国とは8連敗中だったが、2016年5月以来、8年ぶりの白星を手にした。米国メディア『USA Volleyball』は記事の中で、米国のミドルブロッカーで、この日8得点を挙げたテーラー・アベリルのコメントを掲載。

 アベリルは「日本はチーム全体が素晴らしい。彼らはとても完成されたチームだ。私たちが求めていた結果ではなかったけど、楽しかった」と、日本の強さに脱帽した。それでも、パリ五輪を見据え「必要な休養を取り、強くなって戻ってくるつもりだ」と宣言している。

 26日には、その五輪の組み合わせ抽選が行われる。日本は1次リーグで強豪との対戦が少なくなる世界ランク5位以内が確定し、試合後には、過去最高となる世界ランク2位に浮上したことがわかった。

 日本は若手の活躍が光り、天敵だった米国に快勝。負けたら終わりのファイナルラウンドでも、この勢いで突き進む。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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