今さらあえて言葉にするほどでもないことは重々承知であるが、体格に恵まれたNBA選手は得てして足のサイズも大きいものである。ケ…

 今さらあえて言葉にするほどでもないことは重々承知であるが、体格に恵まれたNBA選手は得てして足のサイズも大きいものである。ケビン・デュラントのシューズを脱いだ状態の画像は現在でも時折ミームとして使用され、ヤオ・ミンやケビン・ラブ、アンドレ・ドラモンドなど、ペイントエリアを主戦場とするプレーヤーの多くは常人離れしたサイズのバスケットシューズで試合に臨んでいる。

 しかし、往年の名プレーヤーや現役選手の中には既出の選手より足のサイズが大きい選手が複数名存在する。以下ではそんなビッグフットの持ち主をランキング形式で紹介していきたい。

■ 第4位タイ:シューズサイズ38センチ(US20)


 NBAの現役選手で最も大きなシューズを着用する選手の1人が、ミルウォーキー・バックスの頼れる大黒柱、ブルック・ロペスである。ロペスのシューズサイズは38センチであり、NBAキャリア15年を誇るベテランはリーグのシューズビッグマン三銃士に名を連ねている。

 ロペスは同僚ヤニス・アデトクンボがナイキから発表しているシグネチャー『ズーム フリーク』シリーズを愛用している。そんなアデトクンボとの身長差はわずか5センチだが、足のサイズは4センチの差がある。また、双子の兄弟であるロビン・ロペスとは、身長のみならず、足のサイズまで同じなのはちょっとした豆知識だろう。

 2023-24シーズンの台風目となったミネソタ・ティンバーウルブスのカール・アンソニー・タウンズも、ロペス兄弟と同じく、現役シューズビッグマンの一角をなしている。

 今年はレギュラーシーズンで21.8得点、8.3リバウンド、3.0アシスト、スリーポイント成功率41.6パーセントの成績を収め、チームの躍進に貢献。そんなタウンズはアル・ホーフォードやジャベール・マギーら経験豊富なセンターたちと同じナイキの『GT ジャンプ 2』や『ハイパーダンク X』を愛用している。

■ 第3位:シューズサイズ38.5センチ(US20.5)


 フランスからやってきた2023―24シーズン新人王のビクター・ウェンバンヤマは、現役選手の中で最もシューズサイズが大きいと言われており、『Sportskeeda』の調べによると足のサイズは38.5センチにも及ぶという。

 ウェンバンヤマは現在ナイキと契約を結んでおり、今年5月には女性アスリートの意見を基にデザインされ、柔らかさとサポート力を兼ね備えた『GT ハッスル2』から自身初のプレーヤーエクスクルーシブ(PE)をリリースしている。

 このままいけば、自身のシグネチャーが登場するのも時間の問題。発表の際には目を疑うような大きさのスニーカーが展示されることになるかもしれない。

■ 第1位タイ:シューズサイズ40センチ(US22)


 NBAの長い歴史を振り返ってみても、巨漢の代名詞とも言えるシャキール・オニールと足のサイズを比較して右に出る者はいない。4度のNBAチャンピオンの足のサイズは、驚異の40センチ(US22)。日本では小学6年生の男子の平均サイズが約20センチであると言われており、左右の足を縦に並べてようやくシャックの片足のサイズと同じになる。

 オニールが重役を務めるリーボックの日本版オンラインストアでスニーカーを購入しようとしても、最も大きなサイズは31センチ。いかに歴代最高のセンターが足のサイズまで規格外かがお分かりいただけるのではないだろうか。

 しかし、シャックは2021年のインタビューで実際の足のサイズが38センチであると公言しており、少しゆとりのあるサイズを好んで履いていることを明かしている。

 ボストン・セルティックスでNBAキャリアをスタートしたタコ・フォールは、229センチという常識離れした身長の持ち主であり、リーグの歴史を振り返ってもその背の高さは5本の指に入る。

 しかし、シャックの実際のシューズサイズが38センチであるとすれば、フォールはNBAの歴代シューズサイズランキングで単独1位になるかもしれない。現在、中国の南京モンキーキングでプレーするビッグマンも公表されているシューズサイズは40センチ。NBAでこそ才能は花開かなかったものの、驚愕の身長と足のサイズは長きに渡って語り継がれることだろう。

文=Meiji