来季のRB残留が決定している角田。オコンがパートナーになる可能性は…(C)Getty Images
今季、RBで19ポイントを獲得し、カナダGPの決勝前に来シーズンの残留が発表された角田裕毅。昇格などの可能性も囁かれていたレッドブルもすでにマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスが決定。同グループ内、RBのもう1つのシート争いが話題となる中で、新たな名前が挙がっているようだ。
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米メディア『FANSIDED BEYOND THE FLAG』が6月14日、来季のRBのドライバーを占う特集記事を配信。現在、角田とコンビを組むダニエル・リカルド、そしてリザーブドライバーであるリアム・ローソンに加え、今季限りでアルピーヌ離脱が確定となっているエステバン・オコンも候補の1人であると報じている。
その中では、RBの残り1つとなったシートについて、チームやグループ首脳陣の名前を並べ、「ローラン・メキース、ヘルムート・マルコ、クリスチャン・ホーナーが検討しなければならない選択肢はかなり多い」と主張。そして、リカルド、ローソンに次いで候補に挙げたオコンに対しては、「ツノダと並んでレースに出場する可能性を否定してはならない」と指摘している。
さらに、「このフランス人ドライバーはアルピーヌで使用しているものよりも速い車を求めており、RBはまさにそれを持っている。日本人ドライバーとダニエル・リカルドは最近、良いペースと結果を残してきた」とここまでのチームのパフォーマンスを振り返った。
また、オコンの走りについても「自分が非常に優れたドライバーであることを何度も証明しており、最近ではカナダでグリッド18位から、最も遅いマシンのひとつで9位まで順位を上げた」と前回グランプリでの内容を強調している。
一方で同メディアは、今季のモナコGPやカナダGPにおいて、同僚のピエール・ガスリーとの接触、さらにチームの指示に不満を露わにした行為が話題となったことから、「オコンを取り巻くチームやドライバーが最近直面している困難を考えると、27歳の気質が問題になるかもしれない」など、精神的な未熟さがシート争いに影響を及ぼしかねないと見通している。
だが他にも、トピック内では「ヘルムート・マルコがリカルドは期待に応えられておらず、リアム・ローソンには何かが足りないと考えた場合、オコンはその空席を埋めるために最初に頼るドライバーになるかもしれない」との予想もみられる。
ドライバーとしての実力は示されているものの、これまでも素行面が問題視されてきたオコン。角田の新たなパートナーとして相応しいか否か。首脳陣の判断は如何に。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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