EURO2024・グループB第1節が15日に行われ、スペイン代表とクロアチア代表が対戦した。 スペイン代表は、12年ぶりの優勝を目指して戦う今大会、クロアチア代表、イタリア代表、アルバニア代表と共にグループBへと組み込まれた。 試合は、…

 EURO2024・グループB第1節が15日に行われ、スペイン代表とクロアチア代表が対戦した。

スペイン代表は、12年ぶりの優勝を目指して戦う今大会、クロアチア代表、イタリア代表、アルバニア代表と共にグループBへと組み込まれた。
試合は、序盤からスペイン代表がボールを握るが、クロアチア代表も堅いブロックを軸に深いエリアへの侵入を許さない。両者ともに目立ったチャンスを作れない時間が続くなか、徐々にクロアチア代表が支配率を高め始めると、29分にカウンターからスペイン代表がスコアを動かす。相手のロングボールのこぼれ球を回収すると、ファビアン・ルイスがハーフライン付近からスルーパス。裏へと抜け出したモラタが確実に流し込み、スペイン代表が先制に成功した。勢いに乗るスペイン代表は、直後の32分ファビアン・ルイスが左足で放ったシュートはヨシプ・シュタロの股下を通過しながらネットを揺らし、貴重な追加点を挙げた。
反撃に出たいクロアチア代表も再開直後の33分、41分と立て続けに決定機が訪れるもGKウナイ・シモンの好セーブもあり、ネットを揺らすことができなかった。
すると、前半終了間際のアディショナルタイムにスペイン代表が再びゴールを奪う。右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたヤマルが素早いリスタートを選択。パス交換から再度ボールを持ったヤマルがインスイングのクロスを蹴り入れると、DFラインとGKの間に飛び込んできたダニエル・カルバハルがワンタッチで合わせ、大きな3点目を奪取した。
迎えた後半、78分にクロアチア代表がPKを獲得するとペトコヴィッチが自ら蹴ったキックはU・シモンに弾かれるが、セカンドボールを回収したペリシッチのクロスをペトコヴィッチが押し込みネットを揺らす。しかし、VARの介入によりクロアチア代表の得点は取り消しとなってしまった。
結局、そのまま試合は3-0で終了し、スペイン代表が注目の“強豪国対決”を制した。

次節、スペイン代表は20日にイタリア代表と、クロアチア代表は19日にアルバニア代表とそれぞれ対戦する。