新庄監督の采配も光る(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext  日本野球機構(NPB)は6月3日、今夏に行われる「マイナビオールスターゲーム2024」(7月23日=エスコンフィールド、同24日=神宮)のフ…

 

新庄監督の采配も光る(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 

 日本野球機構(NPB)は6月3日、今夏に行われる「マイナビオールスターゲーム2024」(7月23日=エスコンフィールド、同24日=神宮)のファン投票の第10回中間発表を更新。

【動画】投票トップも納得!流れるような守備を見せた水野、上川畑の二遊間コンビ

 

 この日の中間発表で、パ・リーグ遊撃手部門の1位に水野達稀が浮上。これでDH部門をのぞき、全ポジションで1位を独占する快挙となった。(先発投手・山崎福也、中継ぎ投手・河野竜生、抑え投手・田中正義、捕手・田宮裕涼、一塁手・A・マルティネス、二塁手・上川畑大悟、三塁手・郡司裕也、遊撃手・水野達稀、外野手・万波中正)。中間投票とはいえ、日本ハム勢の球宴ジャックも夢ではなくなってきた。

 現在リーグ3位、開幕から快進撃を続けるチームを後押しする嬉しい結果となったが、これには新庄剛志監督も自身のインスタグラムのストーリーを更新、「皆さん、ありがとうございます 泣く」と感謝の気持ちをつづった。

 今季は地元エスコンでの球宴初開催とあって、日本ハムファンの熱の高さも感じられるが、何よりもここまで得票数を伸ばしているのは、各選手の躍動した姿にもありそうだ。

 鉄壁の二遊間守備が注目を集める、上川畑、水野の奮闘ぶり、プロ6年目にして現在打率.341で好打者、近藤健介(ソフトバンク)を抑えて首位打者に浮上と「打てる捕手」としても注目を集める田宮。本来捕手ポジションながら、サードに挑戦し、攻守に存在感を示す郡司、5月30日の阪神戦では「6番・投手」として先制打を放つなど、非凡な打撃センスも光った山崎など、見ていてワクワクする選手が多く、伸びしろを感じさせる選手が多く在籍していることも支持を拡げている要因となっている。

 何より就任3年目にして新庄監督が育ててきた芽が大きく花開こうとしているとあって、球団の垣根を越えて、日本ハムの戦いぶりが野球ファンの注目を集めている。

 果たして本拠地エスコンで球宴ジャックとなるか。勢いは止まりそうにない。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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