卓球の「WTTチャンピオンズ重慶」が行われ、7月に迫るパリ五輪を控えたメンバーも参戦した。なかでも、団体戦で金メダル獲得を狙う日本女子はチーム力アップが求められる。今大会は早田ひな(日本生命)、張本美和(木下グループ)がベスト8、平野美宇(…
卓球の「WTTチャンピオンズ重慶」が行われ、7月に迫るパリ五輪を控えたメンバーも参戦した。
なかでも、団体戦で金メダル獲得を狙う日本女子はチーム力アップが求められる。今大会は早田ひな(日本生命)、張本美和(木下グループ)がベスト8、平野美宇(木下グループ)がベスト16の成績で終えた。
◆パリ五輪団体へカギ握るダブルス 平野美宇・張本美和は上位進出なるか、第1シードの戸上隼輔・篠塚大登はタイトルも視界
■中国のパリ五輪メンバーに敗れる
日本チームが金メダルを狙う上で避けては通れないのが中国の壁。団体戦で中国は、シングルスにも名を連ねる孫穎莎、陳夢の2人に王曼昱を加えた最強メンバーで挑んでくる。
今大会は早田が準々決勝で孫穎莎、張本美が陳夢にそれぞれ敗れ、平野は王曼昱にストレート負け、ベスト16で姿を消した。現状の世界ランクでも上位につける3人を前に、力を見せつけられた形だ。
そんななかでも収穫は張本美の奮闘ぶり。各国のエースを下して勝ち上がった15歳は、東京五輪金の陳夢相手に、第2ゲームではデュースを落とした。しかし、王手をかけられた第3ゲームは逆にデュースを奪い返し、1-3と敗れたなかでもラリー勝負では互角だった。
本人も試合後に「正直4回目の対戦で今日が一番良かった」と手応えを明かし、「目標だった2ゲーム以上をとることが達成できなかった」と課題が出たなかでも次に繋がる戦いだった。
早田、平野を含めた“五輪トリオ”は引き続き国際大会に参戦していく。過去最強とも呼べる日本女子チームの、パリに向けた仕上がりには注目が集まる。
◆第1シードの早田ひな、張本智和は中国勢不在のなか優勝なるか 張本美和、平野美宇、戸上隼輔らパリ五輪メンバーが参戦
◆「今日が1番良かった」張本美和、東京五輪金・陳夢相手に敗戦も手応え “反省材料”明かすも「戦術もすべて出し切った」
◆「相手のペースに飲み込まれた」張本美和、完勝劇の裏にあった“反省点” 東京五輪金の陳夢には「難しい場面でも1球1球を見極める」