全くの偶然に過ぎないが、春秋の古馬マイル王決定戦で9文字馬名の馬の苦戦が続いている。該当するのは安田記念、マイルCSの2レースだが、実はどちらのレースでも10年以上、9文字馬名の勝ち馬が出ていないのだ。  それぞれのレースの直近の9文字…

 全くの偶然に過ぎないが、春秋の古馬マイル王決定戦で9文字馬名の馬の苦戦が続いている。該当するのは安田記念、マイルCSの2レースだが、実はどちらのレースでも10年以上、9文字馬名の勝ち馬が出ていないのだ。

 それぞれのレースの直近の9文字馬名の勝ち馬を挙げると、安田記念が12年のストロングリターン。マイルCSに至っては10年のエーシンフォワードとなる。繰り返すがあくまで偶然。それでも古馬のマイルGIで連敗が続いている状況は不思議でもある。

 今年の安田記念にはウインカーネリアン、ステラヴェローチェ、ダノンスコーピオン、パラレルヴィジョンと、4頭の9文字馬名が出走を予定している。13年以降の安田記念には延べ30頭の9文字馬名が挑み、2回ある2着が最高着順。今年はシュネルマイスターが出走していた近3年に比べると勢力が弱まった印象だがどうなるか。

 実は9文字馬名の馬にとって追い風もある。もう一つの古馬のマイルGIであるヴィクトリアマイルは今年、テンハッピーローズが制覇。12年のホエールキャプチャ以来、実に12年ぶりの9文字馬名Vとなったのだ。

 安田記念でも9文字馬名が12年ぶりの戴冠となるか。オカルトファンならずとも、是非とも注目してほしい。