大谷はジャイアンツ戦の試合前練習でブルペン移動。傾斜を使わず66球を投げた(C)Getty Images  ドジャースの大谷翔平は打者専念となっている今季、その打棒を存分に発揮し、ドジャースの首位快走の原動力となってい…

 

大谷はジャイアンツ戦の試合前練習でブルペン移動。傾斜を使わず66球を投げた(C)Getty Images

 

 ドジャースの大谷翔平は打者専念となっている今季、その打棒を存分に発揮し、ドジャースの首位快走の原動力となっている。現地時間5月14日(日本時間15日)には、ジャイアンツ戦で第12号本塁打を含む3安打をマーク、10-2の勝利に貢献した。

【動画】オラクルパークで初アーチ!大谷翔平が今季12号本塁打を放ったシーン

 

 打率、本塁打でリーグトップの成績を残すなど、背番号17が打者としてのスキルを存分に発揮している一方で、米国内では「投手・大谷」について気になる報道が流れている。今後、球団側からの要請があった場合、投手復帰を断念し打者として選手生活を送ることを、大谷が受け入れるつもりがあるというものだ。

 これは、『USA Today』のボブ・ナイテンゲール記者から発せられた情報であり、もちろん真相は定かではない。それでも現実のものとなれば、大谷の代名詞でもある「二刀流」が行われなくなることを示しており、複雑な思いを抱いているファンも少なくないはずだ。

 その中で、敵地での3連戦を戦っている大谷が、ジャイアンツ戦初戦の試合前にグラウンドやブルペンで軽い投球を行ったことを米スポーツサイト『FanSided』が伝えている。

 同メディアによると、「オオタニは月曜日の夜、ジャイアンツとの試合に向けてウォーミングアップ中にブルペンでキャッチボールをしているのが目撃された。単純な投球セッションにはそれほど意味はないが、それはオオタニができるだけ早くマウンドに戻るための努力を続けていることを示唆している可能性がある」と綴っている。

 また、「ショウヘイ・オオタニは報道にもかかわらず、再び投手にも集中しているようだ」とナイチンゲール氏が発端となった一連の話題にも言及。「どれだけ多くの投手が肘の怪我によってシーズンやキャリアを狂わされてきたかを考えれば、オオタニがホームランを防ぐことよりもホームランを打つことに集中したいと思うのは理解できる」と論じている。

 その上で、大谷の二刀流での功績も振り返りながら同メディアは、「最終決定を下す前に、少なくとも来オフシーズンに投手としてオオタニを試してみることがチームにとって賢明だろう。ドジャースで一球も投げる前に、そのアイデアを諦める理由はない」と主張している。

 今季、右ひじのリハビリを行いながら公式戦でのプレーを続ける大谷。今後も投手復帰をめぐり、さまざまな情報が流れることが予想されるものの、米国内でも、引き続き二刀流でのプレーを望む声が少なくないようだ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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