パリオリンピック(五輪)200メートル個人メドレーで出場権を得ている大橋悠依(28=イトマン東進)が9日、都内で行われている競泳日本代表の2次合宿に参加し、今後の長期海外遠征へのテーマを掲げた。来週行われる欧州グランプリ(GP)へ向けた練習…

パリオリンピック(五輪)200メートル個人メドレーで出場権を得ている大橋悠依(28=イトマン東進)が9日、都内で行われている競泳日本代表の2次合宿に参加し、今後の長期海外遠征へのテーマを掲げた。

来週行われる欧州グランプリ(GP)へ向けた練習後、「呼吸の意識と泳ぎの維持を重点的に行いたい」とし、「体重が落ちないように、食事面を調整したい。『和』が好きなので、おもちやあんこのチューブ、ようかんなどを持っていく。これらは海外遠征時で長いこと『スタメン』です」と和やかな雰囲気で意気込んだ。

東京五輪の2冠女王が集大成と位置づけるのが、今夏のパリ五輪だ。「長い遠征であるぶん覚悟が決まる。体調管理を入念に、できることはすべてやっていきたい」。必需品も携え、万全の準備で最後の仕上げに取りかかる。

欧州GP後は自身4年ぶりに標高2300メートルの高地で強化を図る予定。石松正考コーチは「大学時代からシエラネバダでやってきていますし、高地から下りた後、体が楽に感じる部分というのは、一緒にやり始めてから話してきたこと。良い選択だと思う」と協力体制を整えた。【深田雄智】