渡辺獲得へ、B1群馬クレインサンダーズが力強く名乗りを上げた。クラブの吉田真太郎ゼネラルマネジャー(GM)が27日、東京・代々木第1体育館で試合前に取材対応。来季からBリーグでプレーする意向を示した渡辺雄太(29=グリズリーズ)について「も…

渡辺獲得へ、B1群馬クレインサンダーズが力強く名乗りを上げた。

クラブの吉田真太郎ゼネラルマネジャー(GM)が27日、東京・代々木第1体育館で試合前に取材対応。来季からBリーグでプレーする意向を示した渡辺雄太(29=グリズリーズ)について「もちろん興味はあります」としたうえで、「群馬クレインサンダーズと、クラブにかかわる全員を代表して、しっかりとアピールしていきたい」と熱を込めた。

不動産大手のオープンハウスグループがクラブ運営にかかわる。同社出身の吉田GMは「5年前のM&Aのあと、いつかこういうチャンスがくると当初から想定し、環境面を整えながら事業を進めてきた」と熱を込めた。スーパースター獲得には、最低でも年俸3億円は用意する必要があるとみられる。金銭面について吉田GMは言及しなかったものの、「このような機会はなかなかない」と強調。一歩も引くつもりはなさそうだ。

渡辺のSNSのライブ配信はリアルタイムで視聴したという。「NBAというタフなリーグで6年間やりつづけたことは、あらためてすごいこと」と敬意を表した。

19年に親会社が変わった後、21年に1部(B1)に昇格したクラブは、その後もめきめきと実力をつけてきた。日本代表経験を持つ五十嵐圭や、NBAレイカーズ八村塁の弟阿蓮らが所属。今季は元日本代表の辻直人やコー・フリッピンを補強し、強豪ひしめく東地区でプレーオフ進出争いを繰り広げてきた。スーパースター獲得が実現すれば、1年前に開業した新本拠地オープンハウスアリーナ太田の目玉となる。