「阪神5-4ヤクルト」(27日、甲子園球場) ヤクルトの塩見が初回に先頭打者アーチを放ったが、その裏の守備からベンチへ退いた。高津監督は試合後、「腰が固まったような感じになったみたい」と説明した。 初回先頭の第1打席、大竹の初球を左翼スタ…

 「阪神5-4ヤクルト」(27日、甲子園球場)

 ヤクルトの塩見が初回に先頭打者アーチを放ったが、その裏の守備からベンチへ退いた。高津監督は試合後、「腰が固まったような感じになったみたい」と説明した。

 初回先頭の第1打席、大竹の初球を左翼スタンドへたたき込んだ塩見。自身7本目の先頭打者アーチは甲子園がどよめく一撃だったが、直後の守備からベンチへ退いた。高津監督もベンチ前でハイタッチする際には白い歯をこぼさず。塩見も厳しい表情でチームメートとタッチをかわしていた。何らかのアクシデントがあったと見られ、意外な形での交代となった。

 中堅の守備には赤羽が入り、交代がコールされると甲子園のスタンドが再びどよめいた。上位進出へ絶対的なリードオフマンだけに、その状態が気がかりだ。

 試合は接戦となったが、九回、1点差に迫りなおも1死一、三塁の場面で代打・川端が二直に倒れ、丸山和は空振り三振に倒れた。打順の巡りで1番に好機が回ってくるケースが多かっただけに、塩見の途中交代が響く形となった。

 高津監督は「腰が固まったような感じになったみたいです」と説明。「練習の時から違和感があったみたいです」とし、病院などにはいかず状態を見ているという。「いけますと本人は言ったんですけど、やめさせました」とやり取りも明かしていた。