神戸国際大付-天理 4回表天理2死、安原の飛球を好捕する左翼手森田=甲子園【写真提供:共同通信社】

 

 

 

第99回全国高校野球選手権大会第10日第1試合・3回戦。2回戦は大垣日大(岐阜)を6対0で破った天理(奈良)と、2回戦では昨夏覇者・北海(南北海道)を5対4で破った神戸国際大附(兵庫)の対戦。

ともに2回戦で2打席連続本塁打を放った天理の4番・神野 太樹(3年)、神戸国際大附の6番・谷口 嘉紀(2年)の打棒にも注目が集まる近畿勢対決は、終盤まで手に汗握る投手戦となった。

先制したのは天理。二死からヒットと四死球で満塁のチャンス。ここで神戸国際大附に痛いバッテリーミスが飛び出す。捕手・猪田 和希(3年)が外角のスライダーを後逸。その間に三塁走者が生還し、天理が1点を先制する。

その裏、今度は天理に守備のミスが出る。一死三塁から7番・大丸 侑也(3年)のゴロを二塁手・山口 乃義(3年)が本塁へ悪送球(記録はフィルダースチョイス)。両校ともに守備のミスで1点を取り合う。

3回以降、両投手の好投で無得点のイニングが続くも、終盤戦は山場の連続。先にチャンスを作ったのは天理。7回表、一死二、三塁のチャンスを作るも無得点。対する神戸国際大附は8回裏、一死満塁のチャンスを作るも、4番・猪田 和希(3年)が痛恨の併殺打。1対1のまま、試合は延長戦へ突入する。

延長11回表、天理がついに均衡を破る。5番・城下 力也(3年・主将)がライトへの二塁打でチャンスメイク。二死を奪われるも走者を一・三塁に置いて、6番・山口がライト前へタイムリー。7回と9回のチャンスでは結果を残せなかった6番打者が三度目の正直。天理に貴重な勝ち越し点をもたらす。

その裏を天理のエース・碓井 涼太(3年)が三者凡退に打ち取りゲームセット。延長戦を制した天理が5年ぶりのベスト8進出を決めた。最後まで制球・球威ともに落ちなかった碓井は148球の熱投で1失点完投。右打者の内角に食い込むシュートが特に有効で、最後まで神戸国際大附打線を苦しめた。

敗れた神戸国際大附は岡野 佑大(3年)、花村 凌(3年)の両投手が好投を見せるも、碓井の前にあと1点が遠かった。