西岡良仁、2時間超の熱戦の末に逆転で敗れる 4月25日、男子ツアー「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)シングルス1回戦が行われ、西岡良仁(ミキハウス/…

西岡良仁、2時間超の熱戦の末に逆転で敗れる
4月25日、男子ツアー「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)シングルス1回戦が行われ、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク78位)はフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同35位)と対戦。6-4、1-6、4-6の逆転負けを喫し、初戦敗退となった。

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28歳の西岡は、今季ツアー本戦で5勝6敗と苦戦。クレーコート・シーズン初戦となった「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」(スペイン・バルセロナ/ATP500)では1回戦でジャウメ・ムナール(スペイン/同73位)にストレートで敗れている。

昨年3回戦に進んでいる今大会は、2年連続3度目の本戦。初戦はオジェ・アリアシムとの対戦となった。両者の対戦成績は2勝2敗。直近2試合はオジェ・アリアシムがストレートで勝利しており、クレーコートでの唯一の対戦となった2020年の全仏オープンでは西岡が7-5、6-3、6-3で勝利している。

約1年8ヵ月ぶり、5度目の対戦となったこの日の試合、1ポイント目からガッツポーズを作る西岡。ベースライン付近から早いタイミングで攻めるオジェ・アリアシムにミスが続いて第1ゲームをラブゲームでブレークする。このリードを生かしたい西岡は、サービスゲームでポイントを先行されるピンチの場面でも焦らず。バックハンドに集めたストローク戦で的確にコースを変えてオジェ・アリアシムを翻弄しキープを続けていき、6-4で第1セットを奪った。

しかし、第2セットはオジェ・アリアシムが盛り返す。第2ゲームで4度目のピンチをしのぎ切れなかった西岡は、第4ゲームも落として一気に5ゲームを奪われ、1-6でセットを失った。

勝負の最終セット前にトイレットブレークを取って気を引き締めた西岡。大事な第1ゲームをキープすると、第3ゲームも0-30から粘り強いプレーで譲らずリードを許さない。だが、第7ゲームでミスが続いてしまい遂にブレークされると、そのまま挽回できず2時間19分の熱戦の末に逆転で敗れた。

2回戦でオジェ・アリアシムは、第19シードのアドリアン・マナリノ(フランス/同20位)と対戦する。