聖光学院-聖心ウルスラ  3回戦進出を決め、駆けだす聖光学院ナイン=甲子園【写真提供=共同通信社】

  第99回全国高校野球選手権大会第8日第4試合・2回戦。1回戦はおかやま山陽(岡山)を6対0で破った聖光学院(福島)と、1回戦では早稲田佐賀(佐賀)に5対2で競り勝った聖心ウルスラ(宮崎)。共に1回戦では甲子園初出場校を下した両校の対戦は、1点を争う好勝負となった。

聖光学院の先発は1回戦で12奪三振完封勝利の斎藤郁也ではなく、背番号「10」の右腕・前田秀紀(3年)であった。その前田に対し、初回は内野ゴロ3つに打ち取られた聖心ウルスラ打線は、2回表に一気呵成の攻めに入る。まずは一死一塁から6番・柳田 駿兵(3年)の左中間二塁打で1点を先制し、なおも盗塁などを絡めた二死二・三塁から、9番・戸郷 翔征(3年)が右翼手の前に落とし、自らを助ける2点適時打。3対0とした。

追いかける展開となった聖光学院も負けてはいない。3回裏に一死二・三塁から3番・瀬川 航騎(3年)の三塁線二塁打で2点を返すと、続く4回裏には二死三塁から1番・矢吹 栄希(2年)に適時打が飛び出し、3対3の同点に。そして5回裏と8回裏に聖心ウルスラには痛いバッテリーミスが出る。

5回裏は一死二塁からの連続ワイルドピッチで勝ち越しを許すと、8回裏には二死三塁からパスボールで5失点目。聖心ウルスラ・小田原 斉監督はこの回、一死二塁の場面から2年生左腕・林田 蓮瑚(2年)を投入し背水の陣を引いたが、それが裏目に出てしまった。

対する聖光学院は、4回からマウンドに登った齋藤 が好リリーフ。特にスライダーが冴え、8回まで聖心ウルスラ打線に三塁を踏まず6三振を奪った。

聖心ウルスラは9回表、先頭打者の5番・請関 史也(3年)が大会第41号を右翼スタンドに運んで再び1点差に迫るが、聖光学院・齋藤は後続を落ち着いて打ち取りゲームセット。「1点」が重かった一戦を制した聖光学院が3年ぶりのベスト16進出を決めた。

なお、勝った聖光学院の3回戦は8月19日(土)の大会第11日・第3試合。明日、8月17日(木)の第1試合で対戦する広陵(広島)と秀岳館(熊本)との勝者を待ち受けることになる。