【WWE】RAW(4月1日・日本時間2日/ブルックリン)  かつてピープルズ・チャンピオン(みんなの王者)と愛された男が闇落ちから一気に「世界一嫌なパワハラ親父」に変貌。子どもの泣き叫ぶ姿に「オレ様」の偉大さをアピール。その手段を選ばない振…

【WWE】RAW(4月1日・日本時間2日/ブルックリン)

 かつてピープルズ・チャンピオン(みんなの王者)と愛された男が闇落ちから一気に「世界一嫌なパワハラ親父」に変貌。子どもの泣き叫ぶ姿に「オレ様」の偉大さをアピール。その手段を選ばない振る舞いにファンがドン引きするひと幕があった。

【映像】ロックの凶行に涙する少女 実際の様子

 来週の大一番「レッスル・マニア」直前のWWE『RAW』に再びザ・ロックが登場。先週の話題をさらったコーディ・ローゼス襲撃&大流血事件を受けマイクを持って大演説を開始した。そんななかファンもドン引きする“映像ネタ”を投下し、さらなる怒りを買った。
 
 観客からのブーイングにもすっかり慣れ大悪党が様になったロックは、マイクを片手に「あの血まみれのクソガキを見たか?」と先週の襲撃事件を観客に確認。
 
 要約すると「コーディが舐めてたので締めてやった」と残虐な言葉を交えながら長々と演説。徐々に観客の心を掴んでいくと、ロックとコーディ支持者の声が半々となる凄まじい音量のコールが会場を包んだ。
 
 コーディのタイトル挑戦を後押しするファンを「コーディ推しのワガママ」と挑発しながら「そんなオレでも動揺することがあった」とある映像を映し出す。

 ビジョンには先週のロックによる「コーディ襲撃事件」を観ていたコーディ・ファンの少女が血を流す姿に「もうこんなの見たくない!」とギャン泣きする姿が…。
 
  まさかの展開に「待て待て」「泣いちゃってる」「これは酷いw」「そりゃ見たくないだろう…」とファンもドン引きだ。その後も「コーディがやられちゃった大丈夫かな?」と涙を流す少女。会場も「オーッ」とこれは酷いというリアクション。
 
 一瞬神妙な面持ちだったロックだがすぐにニヤリと笑い"ドヤり”ながら「ロック様もグサりと来た、貴様らもグサっときただろ?」とコーディ・ファンに問いかけるが「会場にいる貴様ら特に男の子、女の子。人生にはやらなければならない時があるんだ。ロック様はクソガキ(コーディ)を叩きのめさねばならん何度もな」と完全なる開き直り宣言。
 
 子供の悲しむ姿までだしに使い自らを正当化し、余りにも悪いオジサンと化したロックにファンは再び「どういう理屈だよ」「この亀仙人最低だな…」「まさかこんなヒールをやるとは」とただただ呆れるだけ。一方では、大一番を目前にロックが「プロレスがまたシビれるコンテンツになった」という言葉に頷く声も多い。
 
 大演説が終わると、会場もロックの世界に引き込まれ「Finally,The Final Boss has come back to Brooklyn!(ロック様=ラスボスがブルックリンに帰ってきたぜ!」の大合唱。圧倒的な存在感に「やはり業界一シビれる男」「ロック様最高だわ」とダークヒーローを支持する声も少なくなかった。(ABEMA/WWE『RAW』)