3月30日、ドバイのメイダン競馬場で行われるUAEダービー(3歳・G2・ダ1900m)にフォーエバーヤング(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)で参戦する坂井瑠星騎手が、このほどnetkeiba公式YouTubeに出演。レースに向けて、「このまま…

 3月30日、ドバイのメイダン競馬場で行われるUAEダービー(3歳・G2・ダ1900m)にフォーエバーヤング(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)で参戦する坂井瑠星騎手が、このほどnetkeiba公式YouTubeに出演。レースに向けて、「このまま無敗でケンタッキーダービーに向かえるようにしたい」と意気込んだ。

 坂井騎手騎乗のフォーエバーヤングは23年10月のデビューからここまで4戦4勝。JBC2歳優駿で重賞初制覇し、続く全日本2歳優駿では2着とは7馬身差の大勝を収めた。初の海外遠征だった前走のサウジダービーは、序盤で流れに乗れない場面もあったがゴール前での接戦を勝ち切った。

 フォーエバーヤングとは初陣から一貫してタッグを組み、サウジダービーはBook'em Danno(セ3、米・D.ライアン厩舎)をゴール寸前で捕らえての勝利。坂井騎手は「想定していたレース内容だった」と前走を振り返り、激走を見せた最後の直線は「前との差を考える余裕もなく、ひたすら追っていた」と話した。

 レース後のインタビューではフォーエバーヤングを「特別な馬」と表現。「所属する矢作厩舎の馬でもあり、(自身が)最初からコンビを組んでいる馬で海外のレースを勝てたのは初めのことなので」とその理由を語り、改めて「負けていないことは本当にすごいこと」と称賛のコメントを残した。

 ケンタッキーダービーを目標に据えるフォーエバーヤング。「サウジダービーの時もアメリカやドバイを見据えてのレースだった。そのときより状態は良いと思う」と坂井騎手は手応えを示す。果たして破竹の5連勝となるか、名コンビの予感も漂う主戦の手綱捌きから目が離せない。