済美-津田学園 7回裏済美2死二塁、亀岡が中越えにこの試合2本目となる2ランを放つ=甲子園【写真提供:共同通信社】

 

第99回全国高校野球選手権大会第7日第4試合・2回戦。1回戦では東筑(福岡)を10対4で下した済美(愛媛)と、1回戦では藤枝明誠(静岡)との初出場対決を延長11回・7対6のサヨナラ勝ちで制した津田学園(三重)との2回戦。試合は中盤までの緊迫した投手戦から一転、終盤に済美打線が爆発する展開となった。

先制点を奪ったのは済美。初回、津田学園の先発・水谷 翼(3年)が2番・宇都宮 佑弥(3年)、3番・亀岡 京平(3年)に連続四球を与え、さらに暴投で一死二・三塁となると、主将で4番・エースの八塚 凌二(3年)は三ゴロ。無安打で先制点を呼んだ。さらに4回裏、済美は先頭打者の3番・亀岡がチーム初安打となる2試合連続、大会第36号アーチを左中間最深部に運び2対0。効率的な攻めで試合の主導権を握る。

ただ、水谷はここから踏ん張る。6回まで与えた安打はわずか3。済美先発・八塚が7回を投げ109球、奪三振8、被安打1という完璧なピッチングを見せる中、流れを完全には渡さなかった。

しかし、済美打線は7回裏二死から素晴らしい爆発力を見せる。8番・矢野 功一郎(2年)が四球を選ぶと、9番・伊藤 駿吾(2年)がランエンドヒットを決め一・三塁。そして7回表にセンターフライを背走でつかむ美技を見せた1番・渡邉 大誠(3年)の適時二塁打、2番・宇都宮の2点二塁打で3点を加えると、最後は亀岡がセンターバックスクリーン左に飛び込むこの日2本目の2点本塁打。

愛媛県勢としては史上初となる2試合連続チーム複数本塁打と個人1試合2本塁打、さらに2004年夏の済美・鵜久森 篤志(東京ヤクルト)に並ぶ1大会3本塁打を同時にマークした亀岡らの活躍によって、この回5点を加えた済美は完全に試合を決めた。

津田学園は9回表、8回表から登板していた済美2番手・栗田 智輝(3年)から2番・宮木 滉生(2年)の右前安打と連続死球でつかんだ一死満塁で6番・久保田 拓真(3年)が左犠飛を打ち上げ1点を返す意地を見せたが、大勢を覆すまでには至らず。7対1で済美が3回戦進出を果たした。

かくして、愛媛県勢としては2007年の今治西以来10年ぶり、チームとしては2004年夏準優勝以来の夏甲子園2勝を勝ち取った済美の3回戦は8月18日(金)の大会第11日・第1試合。盛岡大付(岩手)と松商学園(長野)の勝者と対戦する。