才能だけで、あれだけ打てるものではないと再認識するようなエピソードだ。捕手としての日本プロ野球最多出場記録を持つレジェンド・谷繁元信氏が、3月上旬にアメリカを訪問。大谷翔平・山本由伸のいるドジャース、ダルビッシュ有・松井裕樹のいるパドレス…

 才能だけで、あれだけ打てるものではないと再認識するようなエピソードだ。捕手としての日本プロ野球最多出場記録を持つレジェンド・谷繁元信氏が、3月上旬にアメリカを訪問。大谷翔平・山本由伸のいるドジャース、ダルビッシュ有・松井裕樹のいるパドレスのキャンプを訪れ、それぞれ取材を行った。この中で、大谷とも対面がかなったという谷繁氏は、自身のYouTubeチャンネルで取材報告。大谷の手がマメだらけだったことを明かし「すごいマメ。大発見だった」と目を丸くした。

【映像】メジャー各施設を訪問した谷繁氏

 3021試合に出場、2108安打を放ち巧みなリードとキャッチングで、レジェンド捕手に数えられる谷繁氏だが、数多くの選手を見てきた中でも大谷の手に驚いた。ドジャースのキャンプ地を訪れると、運良く対面できたと明かし「(大谷に)あいさつしたら覚えていてくれた。『2014年のオールスターで1回お会いしました』と」と、谷繁氏自身も覚えていなかった初対面の瞬間から会話が生まれたという。

 その後、握手を交わしたそうだが「びっくりしたのが、手がマメだらけ」ということ。右手同士で握手をしたが「大谷君は左打ちだから右手が軸。すごいマメだなと。裏で打ったり、他でもバットを振らないとあそこまでのマメはできない。大発見でしたね」と、相当量の打ち込み、振り込みを重ねているとした。

 大谷は昨年に右肘手術を受けたため、今シーズンは投手としての登板はなし。その分、打者に専念し、過去最高の46本塁打超えを目指し、昨シーズンのア・リーグ本塁打王に続き、ナ・リーグでも本塁打王、さらに自身初のワールドチャンピオンに狙いを定めて精力的に活動。オープン戦の成績は打率.500でホームランも2本放っている。
(谷繁ベースボールチャンネル)