世界陸上ロンドン大会で8月12日に男子400メートルリレー決勝が行われた。日本(多田修平、飯塚翔太、桐生祥秀、藤光謙司)は38秒04で3位に入り、この種目、世界選手権では初のメダルを獲得した。予選1組を3位で通過したが同組の米国、英国には大…

世界陸上ロンドン大会で8月12日に男子400メートルリレー決勝が行われた。日本(多田修平、飯塚翔太、桐生祥秀、藤光謙司)は38秒04で3位に入り、この種目、世界選手権では初のメダルを獲得した。

予選1組を3位で通過したが同組の米国、英国には大差をつけられ決勝進出8チーム中6番目のタイム。メダルを目指すため日本チームはリオ五輪メダリストのケンブリッジ飛鳥に代え、藤光をアンカーに起用した。

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大外の第9レーンからスタートした多田はスピードに乗ったまま、第2走者の飯塚にパス。飯塚が「バトンで少し詰まってしまった」と振り返るように完璧ではなかったが、それでも好位置をキープしたまま桐生につないだ。

「攻めのバトンを心がけた」桐生はライバルたちの猛追に遭うもメダル圏内で藤光にバトンを渡した。英国、米国、ジャマイカと競った状態でバトンを受けた藤光。直線を向いたところでジャマイカの最終走者ウサイン・ボルトが脚を痛め棄権するアクシデントもあったが、「それは気にせずに自分のレーンだけ見て」走り続けた。

日本は中国、フランスの追い上げを振り切り3位でゴール。1位は英国、2位が米国だった。

世界陸上で初メダルを獲得した日本チームには、「直前でメンバー変更もあったが見事」「リオでもメダルを獲得していたので期待して見てました。おめでとうございます」「ボルトには申し訳ないけど嬉しい」「チーム6人全員で取ったメダルだと思う。おめでとう」「しっかり準備をして臨んだ結果ですね」などの声が寄せられている。

男子400メートルリレー、日本が史上初の銅メダル獲得(2017年8月12日)(c)Getty Images

男子400メートルリレー、日本が史上初の銅メダル獲得(2017年8月12日)(c)Getty Images