第99回全国高等学校野球選手権大会は13日、大会第6日が行われ、第4試合は明豊(大分)が坂井(福井)を7-6で破り、手に汗握るシーソーゲームを制して3回戦進出を決めた。取りつ取られつの攻防に決着をつけたのは、この日3安打4打点と大当たりの3…

第99回全国高等学校野球選手権大会は13日、大会第6日が行われ、第4試合は明豊(大分)が坂井(福井)を7-6で破り、手に汗握るシーソーゲームを制して3回戦進出を決めた。取りつ取られつの攻防に決着をつけたのは、この日3安打4打点と大当たりの3番・浜田が放った逆転2ランだった。

■夏初出場の坂井は最後まで食らいつくも力尽きる

 第99回全国高等学校野球選手権大会は13日、大会第6日が行われ、第4試合は明豊(大分)が坂井(福井)を7-6で破り、手に汗握るシーソーゲームを制して3回戦進出を決めた。取りつ取られつの攻防に決着をつけたのは、この日3安打4打点と大当たりの3番・浜田が放った逆転2ランだった。

 先制したのは2年ぶり6度目出場の明豊だった。3回に1番・三村が二塁内野安打で出塁。送りバントで1死二塁としたところで、3番・浜田が左翼へ二塁打を放ち、1点を先制した。

 だが、坂井は5回に2死二塁から3番・帰山が二塁へゴロを打つが、これを二塁手が後逸。この間に二塁走者が同点のホームを踏んだ。

 ここから一進一退の攻防が続く。5回裏に明豊が浜田のタイムリー二塁打、本多と吉村の適時打で3点を加えると、5回表に坂井が7番・吉川から始まる3連打であっという間に同点に追いついた。

 4-4の同点で迎えた8回表、坂井は5番・軽部、6番・出店が連続ヒットで出塁。送りバントなどで2死二、三塁としたところで、9番・山内の打球が相手の悪送球を呼び、この間に2者が生還。勝ち越しに成功した。

 だが、シーソーゲームは続く。2点を追う明豊は、8回裏に1死一塁から三村の左翼二塁打で1点を返すと、この日大当たりの浜田が値千金の2ランを左翼スタンドへ叩き込み、土壇場で逆転に成功した。(Full-Count編集部)