国内最大規模のボルダリング大会「THE NORTH FACE CUP」の本戦大会が9、10日、埼玉県入間市のクライミングジム「Climb Park Base Camp」で行われた。昨年9月から全国で開催された予選を勝ち抜いたクライマーらが…


 国内最大規模のボルダリング大会「THE NORTH FACE CUP」の本戦大会が9、10日、埼玉県入間市のクライミングジム「Climb Park Base Camp」で行われた。昨年9月から全国で開催された予選を勝ち抜いたクライマーらがU-8からディビジョン1までの計13カテゴリーで頂点を争った。

 最上位カテゴリーのディビジョン1決勝は、男子は31歳のベテラン・藤井快がパリ五輪代表内定の安楽宙斗らを抑えて頂点に立った。藤井は第1課題を完登すると、サドンデス方式により競技者が6人から4人に減った第2課題では最高到達点をマーク。最後は川又玲瑛との一騎打ちとなった。連続して手を繰り出すコーディネーション系の第3課題に対して、初手のアプローチを変えるなどしてムーブを修正していった藤井は、5トライ目にゴール取りの9+を記録。惜しくもトップホールドから手は離れてしまったものの、3+だった川又に勝利して優勝賞金100万円を手にした。

ディビジョン1男子表彰台=(左から)川又、藤井、安楽

 同女子決勝は準決勝で首位タイだった関川愛音、中村真緒、松藤藍夢の3人と小屋松恋が2連続完登してみせる。第3課題は関川と中村のみが完登し、勝負のゆくえはスーパーファイナルへと委ねられた。しかし、ここでも両者譲らずに完登。2月のジャパンカップで新女王に輝いた中村と、2年連続でディビジョン1制覇を成し遂げた関川が大会史上初の同時優勝となり、賞金は2人で分け合う形となった。

ディビジョン1女子表彰台=(左から)関川、中村、松藤

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