北海-国際大付 7回裏、逆転の3ランを放ち、ガッツポーズの神戸国際大付・谷口=甲子園【写真提供:共同通信社】   この試合から2回戦に突入した第99回全国高校野球選手権大会第5日第3試合。夏3年ぶり2度目出場の神戸国際大附(兵庫)と昨夏甲…

 

北海-国際大付 7回裏、逆転の3ランを放ち、ガッツポーズの神戸国際大付・谷口=甲子園【写真提供:共同通信社】

 

 

 

この試合から2回戦に突入した第99回全国高校野球選手権大会第5日第3試合。夏3年ぶり2度目出場の神戸国際大附(兵庫)と昨夏甲子園準優勝、3年連続38回目の夏甲子園出場を果たした北海(南北海道)の対決は、戦前予想通りのシーソーゲームとなった。

先制したのは北海。2回表、先頭の4番・佐藤 大雅(3年・主将)が神戸国際大附先発・岡野 佑第(3年)から右前に安打を放つと、一死二塁から6番井上 雄喜(3年)が痛烈にセンター前へのタイムリーを放ち1点を先制。さらに3回表には二死満塁から5番・渡辺 佑汰(3年)もタイムリーを打ち、2対0とした。

対する神戸国際大附もすかさず反撃。3回裏に二死二塁から3番・森田 貴(3年)がライトへ適時打を打って北海先発・阪口 皓亮(3年)を4回途中でマウンドから降ろすと、6回裏には6番・谷口 嘉紀(2年)が北海2番手左腕・多間 隼介(3年)の初球ストレートを捉えて、レフトスタンドへ飛び込む大会第22号ホームランで追いついた。

しかし、北海も流石昨年の準優勝チーム。7回表には一死一・三塁から3番川村友斗(3年)の遊撃内野安打で再び勝ち越すと、 4番・佐藤の併殺崩れの間に1点を追加して4対2。神戸国際大附属2番手左腕・黒田 倭和(3年)を攻略した。

しかし、神戸国際大附にはこの男がいた。7回裏一死一・二塁で右打席に入ったのは6番・谷口。2ストライクに追い込まれながらの3球目、高めに浮いたストレートをおっつけた打球はライトスタンドへ飛び込むホームラン。大会史上32人目・34度目の2打席連続アーチは、試合の状況を一変させる逆転3ランとなった。

神戸国際大附は8回表から登板した3番手左腕・花村 凌(3年)も北海打線を2回無失点の力投。昨夏甲子園準優勝の北海を下した神戸国際大附は夏の甲子園初勝利を決めた。

なお、神戸国際大附の次戦は大会第10日・8月17日(木)の第1試合。大垣日大と天理の勝者と準々決勝進出をかけて対戦する。