【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース-ロッキーズ(3月3日・日本時間3月4日/キャメルバックランチ)  ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場し、1回の第1打席にライト前ヒットを放った。これでオープン戦(スプリングトレー…

【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース-ロッキーズ(3月3日・日本時間3月4日/キャメルバックランチ)

 ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場し、1回の第1打席にライト前ヒットを放った。これでオープン戦(スプリングトレーニング)では3試合連続安打。さらに第2打席はセンターフェンス直撃の三塁打で初マルチ安打。なおも第3打席にライト前ヒットを放ち、オープ戦初の猛打賞を記録したところでベンチに下がった。この試合3打数3安打2打点で、打率.714で7打席連続出塁。3月20日に韓国で行われる開幕戦に向けて、さらに状態を上げた。

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 右肘手術明けとは思えないほど、仕上がりは順調だ。この日でオープン戦3試合目の実戦となった大谷が、また打った。今季からドジャースに移籍、1番からベッツ、大谷、フリーマン、スミス、マンシーと続く超強力打線が開幕に向けてほぼ揃いつつある中、特にベッツ・大谷・フリーマンはMVPトリオとしても注目されているが、昨季のア・リーグMVP・本塁打王は、昨年オフに右肘手術を受けた影響をまるで感じさせない振りっぷりだ。

 1回の第1打席は先頭のベッツがヒットで出塁、無死一塁で迎えるとカウント1-2と追い込まれながら、外角低めに落ちてきたカーブにじっくり引き付けライト前へ。技ありの一打でチャンスを広げると、続くフリーマンにタイムリー。いきなりMVPトリオが機能し、球場のファンも大興奮となった。

 2回の第2打席もベッツを二塁に置いて打席を迎えると、カウント1-2からど真ん中に入ってきたストレートを完璧に弾き返すと、あと少しでホームランというセンターフェンス直撃のタイムリー三塁打。オープン戦初のマルチ安打を記録した。

 3回もカウント2-1から内角高めの球をライト前にクリーンヒットを放ち、オープン戦ながらドジャース移籍後では初となる猛打賞と万全の仕上がりを見せた。

 2月27日(日本時間28日)に移籍後初の実戦でいきなり初アーチをレフトスタンドに運ぶと、2試合目となった3月1日(同2日)は内角高めの速球を強引に一、二塁間へと運ぶタイムリーヒット。度々ヘルメットが飛ぶほど思い切りのいいスイングが見られ、手術明けとは感じさせないほどパワフルだ。

 2月28日(同29日)には自身のSNSで結婚を発表。プライベートでも世界の野球ファンを驚かせた。本業では今季、投手として登板することはないが、打者だけの「一刀流」だけでも超一流の大谷が、いよいよ仕上がってきた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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