待ちに待った復活Vとなるか。皐月賞馬エポカドーロの半弟となるキングストンボーイ(セ6、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、日曜中山10Rの総武ステークス(4歳上・オープン・ダ1800m)で3年3カ月ぶりの勝利を狙う。  キングストンボーイは父ドゥラ…

 待ちに待った復活Vとなるか。皐月賞馬エポカドーロの半弟となるキングストンボーイ(セ6、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、日曜中山10Rの総武ステークス(4歳上・オープン・ダ1800m)で3年3カ月ぶりの勝利を狙う。

 キングストンボーイは父ドゥラメンテ、母ダイワパッション、母の父フォーティナイナーの血統。母は05年のフェアリーS、06年のフィリーズレビューの覇者。半兄のエポカドーロは18年に皐月賞を制し、日本ダービーで2着だった。

 20年夏に藤沢和雄厩舎からデビュー。21年の青葉賞で2着となりながら日本ダービーを回避した際には、トレーナーの判断が注目を集めた。藤沢和雄厩舎の解散に伴い、4歳春に鹿戸雄一厩舎に移籍。その後も間隔を空けながら大事に使われ、去勢するなど策を講じられてはいるが、3勝目に手が届いていない。ただ、ダート初挑戦となった前走のポルックスSは、中団後ろからジワジワ伸びて0秒3差の4着。母の父フォーティナイナーの血だろうか、砂適性を感じさせる走りだったので、大いに収穫があった。

 今回の舞台は前走と同じ中山ダ1800m。過去2勝、そして青葉賞2着時のパートナーであるC.ルメール騎手と6戦ぶりにコンビ復活となるのも心強い限り。待望の3年3カ月ぶりの勝利を期待したい。