BCターフで3着した後の有馬記念は5着だったシャフリヤール(栗東・藤原英昭厩舎)。2月14日にノーザンファームしがらきから栗東へ帰厩。今朝29日は次走予定のドバイシーマクラシック(3月30日・メイダン競馬場)に向けた追い切りを行っている…

 BCターフで3着した後の有馬記念は5着だったシャフリヤール(栗東・藤原英昭厩舎)。2月14日にノーザンファームしがらきから栗東へ帰厩。今朝29日は次走予定のドバイシーマクラシック(3月30日・メイダン競馬場)に向けた追い切りを行っている。

 朝一番のCW。松山弘平騎手が跨り、エイカイマッケンロとの併せ馬。栗東でシャフリヤールの追い切りを確認するのは昨年の10月以来になるのだが、馬場入りの雰囲気はその時よりも良く思えた。

 向正面でのラップはさほど速くなかったが、落ち着いた走りでしっかりと脚がたまっている感じ。3コーナーから4コーナーで前との距離を少しずつ詰めていくが、手応えは楽なまま。ラスト1F標識の手前ではほぼ並んだ位置まで追いつく。その後も鞍上の手が動く相手に対して、こちらはほぼ持ったままのような手応え。同入ではあったが、手応えはこちらが優勢でのフィニッシュとなった。

 時計は6F84.6〜5F69.2〜4F54.0〜3F38.4〜2F23.8〜1F11.9秒。昨年も同レースに参戦していて、同じ時期にCWで追い切っているが、当時よりは時計は遅い。ただ、走りの雰囲気はすごく良く感じるだけに、昨年よりも楽しみな状態ではないだろうか。

(取材・文:井内利彰)