2023年にオートレースで活躍した選手を表彰する「2023年オートレース選手表彰式」が2月27日、都内ホテルにて行われた。年間の総合成績を審査して、優秀選手に選出されたのは、下記の通り。最優秀選手賞は、伊勢崎の青山周平選手が2年ぶり4回目の…

2023年にオートレースで活躍した選手を表彰する「2023年オートレース選手表彰式」が2月27日、都内ホテルにて行われた。
年間の総合成績を審査して、優秀選手に選出されたのは、下記の通り。
最優秀選手賞は、伊勢崎の青山周平選手が2年ぶり4回目の受賞となりました。

※受賞選手の詳細はこちらにも掲載しております。
※競輪の優秀選手表彰式典のレポートはこちら

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【最優秀選手賞】


青山周平(伊勢崎31期)
受賞回数:4回目

[青山選手のコメント]
昨年は想像を超えるような成績をおさめられたと思います。勝利数は出走回数が多いからだと思いますので、これから100勝を超える選手が簡単に出てくるとは思っています。
オートレースグランプリは、地元というのもあって、優勝したい気持ちはより強かったです。日本選手権は、浜松でSGを優勝するイメージがなかったたです。不得意ではなかったのですが、なぜか結果が残せていなくて。最近は少しずつ良くなってきましたが、SG獲るまでとは思っていませんでした。
スーパースターは、初日から皆すごいスタートとタイムで、すごく疲れました。ややこしい走路でしたが、自分にとっては良かったです。(鈴木圭一郎の)気配は感じましたが、走路状況があんな感じだったので、どう走ろうか迷っていました。
(スーパースターを勝った後は)家に帰って覚えているのは、ヒレカツを食べたこと。食事制限しているので、帰った時のご飯がものすごく美味しかったです。
気がついたら、今年40歳。(後輩は)スピードある若さあふれる走りが目立っているので、刺激になっています。でも、いつも通り、目の前の一走、一走、全力で挑めるように頑張りたいと思います。
今年はこれからまた、大きいレースがありますし、たくさんオートレースが開催されますので、応援してください。

◆2023年の主な戦績◆
SG第27回オートレースグランプリ(伊勢崎)
SG第55回日本選手権オートレース(浜松)
SG第38回スーパースター王座決定戦(川口)
特別G1共同通信社杯プレミアムカップートレース(浜松)
G1シルクカップ(伊勢崎)
G1ムーンライトチャンピオンカップ(伊勢崎)
G2川口記念(川口)
※青山選手はSGスーパースター王座決定戦の完全優勝達成、年間最多勝利記録更新(年間97勝)によって【特別賞】、および【10連勝賞】も合わせて受賞した。

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【優秀選手賞】



鈴木圭一郎(浜松32期)
受賞回数:4回目

[鈴木圭選手のコメント]
とても嬉しいですが、悔しい方が大きいですね。もうひとう上にMVP存在するので、それが取れなかったのは悔しいです。
(昨年の全日本選抜は)1枠をあまり取らないのですが、1枠からきっちりスタートを切れたのが良かったと思います。エンジンも初日から動いて、地元浜松ということもあり、とても走りやすかったです。
(昨年はケガで)3カ月くらい休んで、出走回数もかなり少なかったですね。最近は、痛みなく走れています。
(先日の全日本選抜は)1枠を取ってみたのですが、良くはなかったですね。雨も自分の中ではうまく乗れていたと思いますが、晴れも結構、前の日にいいタイムで上がれていたので、自信を持っていけましたが、もっとスタートが速い選手が外にいたので、5番手くらいになってしまいました。
あまり目標を立てるタイプではないのですが、とりあえず昨年はケガをしてしまったので、ケガなく、あっせんされたレースはすべて走り切りたいと思っています。
ケガしてから、同期からは「動きすぎ」「もう年なんだから」と言われます。まだ29歳なんですけどね。同期からは考えた方がいいよとは言われますが、ケガも治ったので、18歳のときよりも動きたいというのはあります。
今年は、MVPが取れるように精いっぱい頑張りますので、応援よろしくお願いします。

◆2023年の主な戦績◆
SG第36回全日本選抜オートレース(浜松)
SG第42回オールスターオートレース(飯塚)
G1ゴールデンレース(浜松)
チャリロト杯G1開設記念レース(飯塚)
チャリロト杯G2浜松記念曳馬野賞(浜松)
※鈴木選手はSG全日本選抜オートレースの完全優勝達成によって【特別賞】も受賞。

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【優秀選手賞】



黒川京介/川口33期
初受賞

[黒川選手のコメント]
新人賞以来、初めてなので、頑張ってやってきて良かったです。
ずっと昨年3月くらいまで絶不調で、新車に乗り換えてから、G2ウィナーズカップで、初日からすごく動いてくれました。小林啓ニ杯も、いい動きでした。メンバー的にもかなり強力でしたし、伊藤信夫さんを抜いたことなかったですが、うまく抜けたので、自分でもビックリでした。
昨年は苦しい時期ありましたし、良い時期も長く続いたのもあって、嬉しい気持ちも悔しい気持ちも、いろいろなことを経験できた1年でした。
若獅子杯もすごいメンバーだったので、ビックリ。優勝して、帰ってから喜び爆発して、リプレイを5回くらい見ました(笑)。
全日本選抜はいい状態で臨めて、雨が多くてちょっと苦しかったですが、その割に自分の中では乗れた方です。でも、着内に入れたわけではないので、雨晴れ関係な、くレベルアップしていきたいです。
今年は、まだ良い状態が続いている。また優秀選手賞に呼ばれるように、もうひとつ上を目指して頑張ります。
これからも、自分も、川口支部もよろしくお願いします。

◆2023年の主な戦績◆
G2ウィナーズカップ(浜松)
G2小林啓二杯(山陽)

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【優秀選手賞】



佐藤摩弥(川口31期)
初受賞

[佐藤選手のコメント]
特別賞は何度かいただいたことがありましたが、優秀選手賞は今回が初めてなので、すごく嬉しいです。
(キューポラ杯の優勝戦は)数え切れないくらいリプレイを見ましたね。何回見ても、最後はドキドキしちゃいます。鈴木宏和がミスしたところを行けたのが、大きかったかなと思います。
本当に、バイク経験のない女子選手も増えてきて、若い子もどんどん速くなっているので、ウカウカしていられないですね。今まではSGはオールスター以外は1人の参加が多かったのですが、今回の全日本選抜も女子選手が他にもいて、皆強くなってきたと実感しています。
昨年の前半はずっと調子が良くて、完全優勝も初めてできました。ただ、キューポラ杯を優勝した後は、ちょっと不調になって、なかなか成績を残せなかった。やっぱり1年を通して、いい成績を残したいと思った年でした。でも、年間50勝の目標は達成できたので良かったです。
ファンの方にはに「SG獲れるよ」と言ってもらえるのですが、優勝戦に乗れても、優勝争いするとことまではなかなかいけない。G1優勝の段階は踏めましたが、でも次はSGと言うまでは実力が足りないので、早く、SG獲りたい、獲ると言えるようになりたいです。
(31期は)すごく仲いいです。青山君が同期みんなのジャージをデザインしてくれて、今回のSGでも着ました。でも、派手すぎ(笑)。団結感はあっていいと思います。
今年もSGや大きい大会でたくさん活躍したい。3月には地元G1もあるし、地元の大きい大会はより一層、気持ちが入ります。地元川口を盛り上げていけたらなと思います。とにかくケガなく、今年も一生懸命に走りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

◆2023年の主な戦績◆
G1キューポラ杯(川口)
※佐藤選手は川口オートのキューポラ杯で女子選手史上初のG1優勝によって、【特別賞・平尾昌晃賞】も受賞

▼最優秀新人選手賞、特別賞(平尾昌晃賞)、ベストマッチオブザイヤー2023は次ページをご覧ください。

【最優秀新人選手賞】



栗原佳祐(浜松36期)
※36期で一番乗りの優勝を完全優勝で達成。新人の中で平均競走得点、連勝率、複勝率、賞金ランクで1位。

[栗原選手のコメント]
大変、光栄に思ってます。波は激しかったと思いますけど、その中で、すごく良い経験ができたかなと思います。
(初優勝は)強力なメンバーでしたが、道中も調子が良かったので、自信を持って行けました。
昨年、夏場に入って20前になって、急激に苦戦していますが、そこで学ぶことが多いですが、そこでもがきながら、また今年も頑張りたいなと思います。
自分のやるべきことは、自分のライディングに集中すること。後輩が入っても焦ることなく、自分のやるべきことをやるだけですね。
常に自分自身に勝つことを思っていて、そこを持ちながら、レースしたいなと思っています。とにかく平常心を保ちながら、一つひとつレースをこなして、少しでもいい着を取ること。そして、来年は1級車も待っているので、しっかり今できることを準備したいなと思います。
一走、一走、全力で走りますので、今後とも応援よろしくお願いします。

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【優秀新人選手賞】



吉林直都(浜松36期)
※初優勝を含む優勝3回、36期生の中で優勝回数第1位。

[吉林選手のコメント]
初めてで、すごく嬉しいです。
(初優勝は)アーリーレースが初めての優勝戦でしたが、この穂はすごく暑くて、タイヤ悩んで。何で行こうか、師匠とすごく相談した優勝戦でした。
(同期の存在は)すごく、いい刺激になっていると思います。(後輩は)デビューからすごく速いので、すごいなと思いは率直にあります。その中で、目立てるように、埋もれないように、頑張ろうかなと思っています。
昨年の夏は苦しんだので、まずは成長した姿を見せられたらと思っています。冬になったら、1級車の練習も始まっていますので、自信を持って走れるように頑張ります。
自分のアピールポイントは、大きなミスしないところ。まずは試走から「今日の吉林どうかな」と、しっかり見ていただければ、確実に走れるように頑張るので。その節の全部を見ていただければ。
また、このような素晴らしい式典に呼んでいただけるように、また一年、、コツコツと頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

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【特別賞(平尾昌晃賞)】

篠崎実(川口9期)
※公営競技界最年長優勝達成(73歳10カ月29日)
→通算勝利機記録選手賞も同時受賞

佐藤摩弥(川口31期)
※女子選手史上初のG1優勝
→優秀選手賞も同時受賞

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【通算勝利記録選手賞】



篠崎実(川口9期)

[篠崎選手のコメント]
ありがとうございます。ちょうど昨日で75歳になりました。
(1500勝は)嬉しかったですね。(最年長優勝記録は)毎回意識していて、これだけは狙っていましたから。自信は全然ない、3回くらい失敗もしていたので。もう諦めかけていたけど、たまたま、こういう風に、勝てるときは勝てるんだね。
これからも毎日、電光掲示板に乗れるように頑張りますので、応援の方よろしくお願いします。

通算1着回数1500回達成



鈴木辰己(浜松13期)

[鈴木辰選手のコメント]
(1500勝は)あまり意識していませんでした。ゴールしたら、ちょっとウイニングランをしてくれと言われて、「あぁそうか」と。別に大したトレーニングはしてなくて、30分から1時間くらい、非開催日にウォーキングするくらい。闘志がなくなるまで戦うだけですね。やっぱり1着を取りたいですからね。もう少し頑張ります。応援よろしくお願いします。

通算1着回数1500回達成



上村敏明(浜松7期)

[上村選手のコメント]
(1000勝は)自分ではできると思っていませんでした。970勝くらいから、皆が少しずつ言ってきて、残り3、4勝になってから、だいぶかかりましたね。一生懸命にやってるんだけど、ほかの人が速いからね。(1000勝のレースは)ミスらないようにするだけ。ゴールは、やったのかなという気持ちでした。自分はその日、雨でウイニングランできなかったのですが、次の日に「(ウイニングランを)やってくれ」と言われて、出て行った瞬間に、金網のそばまできて、「おめでとう!」と言ってくれて。だんだん、ジーンと来ました。こんなに喜んでくれるんだなと。
これからも一生懸命に頑張りますので、応援してください。

通算1着回数1000回達成

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【ベストマッチオブザイヤー2023】


2023年4月6日
川口オート(初日)予選第9レース
1着/森且行(川口25期)

[森選手のVTRコメント]
嬉しいです。他にももっといいレースはあったと思いますが、僕が選ばれて複雑な気持ちですが、投票してくれた方、ありがとうございます。
(復帰戦は)手応えがなくなってしまったので、どうかなと思いましたが、ヘルメット被ったら気合が入って、身体もしっかりとケガをする前を覚えていてくれたので。後半は垂れる傾向だったので、速攻でいかないといけないなと思って臨んだレースでした。
復帰できたので、いい年でした。調子も良かったので、最高の年でした。でも今は絶不調なので、もう少し努力して、気合いを入れ直して、頑張って、S級に落ちないように走りたいと思います。
またいいレースができるように、一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします。ありがとうございました。

森且行が2年3か月ぶりの復帰戦で1着

※所用につき欠席



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選手を代表してMVPの青山周平選手があいさつ


「昨年はいい年になりましたが、今年はまた気持ちを入れ替えて頑張っていきたいと思います。また、ファンの皆様の記憶に残るようなレースが展開できるよう、選手一同、頑張ってまいります。オートレースをぜひよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました!」