明治安田J1リーグ開幕節の1試合が25日に三協フロンテア柏スタジアムで行われ、柏レイソルvs京都サンガF.C.は1-1のドローに終わった。 昨季は残留争いを演じた両者の一戦。ホームで開幕戦を迎える柏は今季も攻撃の中心となるマテウス・サヴィオ…

明治安田J1リーグ開幕節の1試合が25日に三協フロンテア柏スタジアムで行われ、柏レイソルvs京都サンガF.C.は1-1のドローに終わった。

昨季は残留争いを演じた両者の一戦。ホームで開幕戦を迎える柏は今季も攻撃の中心となるマテウス・サヴィオや細谷真大のほか、白井や大卒1年目の関根がスタメン入りした一方で、京都は鈴木、マルコ・トゥーリオの新加入選手が先発した。

肌寒い天候での試合は両軍ともなかなかシュートチャンスが巡らず。30分にようやく柏エースの細谷が左サイドからバイタルエリア中央にカットインして右足を振り抜いていったが、惜しくも相手GKの正面を突く。

すると、今度は京都にも38分にバイタルエリア左でFKのチャンス。鈴木が左足で狙っていき、外から内にカーブしていきながらゴール左隅に向かっていったが、相手GKに対応されてしまう。

その京都は最終的にオフサイドながら、豊川の裏抜けからゴールに迫ったほか、柏もボックス左のマテウス・サヴィオが折り返したボールに細谷がワンタッチ。両チームともチャンスがあったが、0-0で折り返す。

後半に入り、柏ボールが多く、京都がカウンターを仕掛ける構図で進むが、ともに最後でもうひと押しが足らず。そのなかで、柏ペースが色濃くなると、ベンチも66分に古巣戦の木下、そして土屋の投入に動く。

そんな柏は77分、バイタルエリア左のマテウス・サヴィオがボールを持ち上がった山田からパスを受けると、右足コントロールショットをゴール右隅に。相手GKも見送るだけのスーパーなミドルでついに均衡を破る。

追いかける京都は交代の動きも活発化させるが、86分に良いタイミングでの攻撃参加からボックス右でボールを受けようとした山田がファウルを受け、PKチャンスをゲット。だが、細谷がゴール左に外してしまう。

突き放しに失敗した柏は立田投入と同時に5バックで逃げ切りを図るが、最後の交代カードも切った京都が攻め込み、90+4分に敵陣左サイドでのFKから、89分に入ったばかりの安齋がこぼれ球を押し込んだ。

18歳の高卒ルーキーがデビュー戦で大仕事をやってのけた京都が引き分けに持ち込み、勝ち点1ずつを分け合う結果となっている。

柏レイソル 1-1 京都サンガF.C.

【柏】

マテウス・サヴィオ(後32)

【京都】

安齋悠人(後45+4)