MLB選手会のトニー・クラーク専務理事「残念」 今季メジャーリーグで採用されたユニホームが物議を醸している。新たに採用された素材で作られたパンツを着用すると、ベルトの下から入れた上のユニホームが透けて見えてしまい、選手たちから批判が殺到。つ…

MLB選手会のトニー・クラーク専務理事「残念」

 今季メジャーリーグで採用されたユニホームが物議を醸している。新たに採用された素材で作られたパンツを着用すると、ベルトの下から入れた上のユニホームが透けて見えてしまい、選手たちから批判が殺到。ついに選手会も動き出す事態となった。

 米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」によると、この“シースルーズボン”に注目し、「スプリングトレーニングを迎える段階で1番の話題がファッションであることは、ほとんどない」と皮肉交じりに指摘。MLB選手会専務理事で、タイガースなどでプレーしたトニー・クラーク氏のコメントを伝えた。

 クラーク氏は「ユニホームが話題になる場所にたどり着いてしまったことは残念。選手たちとの会話それぞれから、我々が見ているものの情報をさらに得ている」と話したという。MLBの担当者によると、ユニホームを制作したファナティクス社と、デザインを担当したナイキ社は、選手からのフィードバックを得るためにキャンプに人員を派遣するという。

 これまで新ユニホームには、元巨人で現在はカージナルスに所属するマイルズ・マイコラス投手が「僕は好きじゃないね。このことをもっと報道してよ」とコメント。他にも各球団の選手から不満の声があがっている。

 21日(日本時間22日)は「フォトデー」で、各球団の選手がユニホームを着用して写真撮影に臨んだ。ドジャース・大谷翔平投手のパンツももちろん透けてしまっており、「ズボンどうなってるの?」「パンツが透けて見える」「酷い」「やり直せ!」などとファンからの批判が殺到していた。(Full-Count編集部)