開星戦に先発した花咲徳栄・綱脇=甲子園【写真提供:共同通信社】

3年ぶり10回目の出場、島根県代表・開星と3年連続5回目の出場となった埼玉県代表・花咲徳栄の1回戦。試合は甲子園経験の差がそのままスコアに現れる形となった。

花咲徳栄は初回一死三塁から、プロ注目の3番・西川 愛也(3年)が放った強烈な右前適時打で幸先良く先制すると、2回表も二死一・三塁か2番の主将・千丸 剛(3年)が右中間2点適時二塁打。さらに3回にも7番・小川 恩(3年)の適時打で1点を加え、4対0と試合を優位に進める。

中盤は両投手の好投で引き締まった展開となった。開星は先発の2年生左腕・中村 優真が5回表・6回表と併殺打に打ち取って0を並べ、攻撃への流れを作る。しかし、花咲徳栄の先発・背番号「10」の綱脇 慧(3年)に崩れる気配はなかった。力のある直球を軸にテンポの良く変化球もコントロール。バックの堅い守備にも助けられ、開星打線に2回以降は二塁も踏ませぬ好投を見せた。

再びスコアが動いたのは7回表。花咲徳栄は失策で出た走者を二塁に置いて、4番・野村 佑希(2年)が5点目となる適時二塁打。更に、5番・須永 光(3年)、9番・岩瀬 誠良(3年)にも適時打が飛び出すなど、打者10人の攻撃で一挙5得点。9対0として勝負を決定づけると、綱脇も8回を投げてわずか92球で7安打2奪三振1死球無失点。最終回はエースナンバーを背負った清水 達也(3年)が1死球こそ与えたものの、最後の打者を148キロの直球で空振り三振に抑え、花咲徳栄が完封リレーで8月15日(火)の大会第8日第3試合で木更津総合(千葉)と戦う2回戦進出を決めている。

一方、開星は昨年のセンバツを唯一経験している主将・葉田 翔人(3年)が2回裏に強肩で魅せ、2番・杉本 涼(2年)と7番・吾郷 涼太(3年)が3安打ずつを放つなど各所で奮闘の後は見せたものの、序盤の失点が最後まで重くのしかかる形となった。