済美-東筑  済美-東筑 5回裏済美2死一、三塁、橋本が左越えに甲子園球場での選手権大会通算1500号となる3ランを放つ。捕手北村=甲子園【写真提供:共同通信社】

決勝ではセンバツ出場の帝京第五を下し。4年ぶり5回目の夏甲子園を決めた愛媛県代表・済美と、同じく決勝戦ではセンバツベスト8の福岡大大濠を破って21年ぶり6回目の夏甲子園に駒を進めた福岡県代表・東筑との1回戦。試合序盤は済美が試合を優位に進める。

1回裏、制球の定まらない東筑のエース・石田 旭昇(2年)から一死満塁のチャンスをつかむと、暴投で先制。さらに3回裏には一死二塁から、4番・八塚 凌二(3年)がチーム初安打となる左越二塁打。ここに失策も重なり2点目をあげた。

しかし、集中打で激戦福岡大会を勝ち上がった東筑も4回表に猛反撃。一死から5番・盛田 秀(3年)が左翼スタンドに豪快な大会第3号本塁打を放つと。続く6番・菊池 聡太(2年)が左中間を破る二塁打。7番・安部 滉平(3年)も投手の足をかすめ中前へ抜ける同点適時打。さらに8番・北村 謙介(2年)が中堅手横を深々と破る適時三塁打。怒涛の4連打で3対2と試合をひっくり返した。

4回裏に1時間15分の降雨中断を経ても、東筑の攻勢は変わらず。5回表も二死一・二塁から6番・菊池が2打席連続となる中前適時打を放ち4対2。済美先発・八塚に5回前10安打を浴びせた打棒は見事の一言であった。

しかし5回裏、愛媛大会チーム打率4割を誇りながら、ここまで東筑先発・石田 旭昇(2年)の右サイドハンドに苦心していた済美打線が一気に目覚める。一死後、3番・亀岡 京平(3年)の初球打ちでの安打と、11球粘った4番・八塚の右二塁打で二・三塁とすると、5番・吉岡 秀太朗(3年)が初球を叩く左犠飛で3対4。さらに二死一・三塁から今度は7番・橋本 圭介(3年)が左翼スタンドに大会第4号、選手権通算1500号のメモリアルとなる逆転3ランを放ちこの回4点。6対4と東筑を逆にリードした。

後半戦は5回で101球を投げさせられた東筑・石田の疲労が色濃くなる中、6回表一死二・三塁のピンチを八塚が踏ん張った済美が着実に追加点を奪っていく展開に。6回裏には、3番・亀岡が右中間スタンド最深部中断へ大会第5号となる2ラン。8回には4番・八塚、5番・吉岡にも適時打が生まれ、さらに2点。最終的には10安打を放ち、二けた得点となる10得点をあげた。

さらに済美は7回から登板した左腕・影山 尭紀(3年)が先頭打者からの4連続三振含む2安打5奪三振無失点の好リリーフ。23安打の乱打戦を制した済美は、同校にとっても愛媛県勢にとっても4年ぶりとなる初戦突破を全員でつかみとった。