netkeibaではこのほど、昨年行われたJRA重賞およびダートグレード競走を対象に「あなたが思う2023年のベスト騎乗」というテーマでアンケートを実施。ユーザー約2500人から、熱い思いが寄せられた。  もっとも票を集めたのは、武豊騎…

 netkeibaではこのほど、昨年行われたJRA重賞およびダートグレード競走を対象に「あなたが思う2023年のベスト騎乗」というテーマでアンケートを実施。ユーザー約2500人から、熱い思いが寄せられた。

 もっとも票を集めたのは、武豊騎手&ドウデュースが制した有馬記念。春にはドバイターフを出走取消となり、天皇賞(秋)の当日には武豊騎手が負傷するアクシデントがあった。人馬ともに決して順調な一年ではなかったが、大一番で復活勝利。ユーザーからは「ドラマがあった」や「あの復活劇を讃えずに何を讃えるというのか? というくらいに出来すぎています」、「馬も騎手も完全復活し興奮と感動を与えてくれたから」などの声があった。

 一方で、同レース2着のルメール騎手&スターズオンアースこそ“神騎乗”だとする声もある。86年以降、【0-0-0-22】と絶望的だった16番枠から2着。「大外不利といわれていた中で、大外から一気に前に行っての2着はさすがでした!」、「外枠からデータを覆す神騎乗」と称賛の声が相次いだ。またルメール騎手には、菊花賞のドゥレッツァにも多くの投票。「大外からの立ち回りが凄すぎてびっくりした。神騎乗」、「長距離は騎手で買えを再認識させられる騎乗! 見てて痺れました」などのコメントがあった。「いつも期待を裏切らない!」「鳥肌が立ちました!」と、リーディングジョッキーの巧みな手綱捌きに思わずうなったファンも多い。

 GIレースが上位を占めたが、中にはGII、GIIIのレースも。横山典弘騎手&モリアーナの紫苑Sに「すべてが見えていたかのような完璧な騎乗」、「針の穴を通すように 後方から差した完璧な競馬。これぞベテランという騎乗です」。石川裕紀人騎手&オールアットワンスのアイビスSDには「乗り替わり、内枠、という状況下でも、落ち着いてじっくり外に出して良い勝ち方だったから」という声がある。

 ほかにも、浦和記念をディクテオンで制した本田正重騎手に対して「ムーア騎手からの乗り替わり、コースをよく知っているとはいえ、完璧なレースをしていたように思う! まさに神騎乗でした!」、中山大障害をマイネルグロンで勝利した石神深一騎手には「仕掛けどころ、スムーズな障害飛越、全て良かったから」などのコメント。GIからGIII、芝・ダート、障害や地方にいたるまで、さまざまな“神騎乗”にコメントが集まった。

【ユーザーが選んだベスト騎乗 トップ5】
1位 有馬記念 武豊騎手(騎乗馬:ドウデュース) 612票
2位 菊花賞 C.ルメール騎手(騎乗馬:ドゥレッツァ) 556票
3位 有馬記念 C.ルメール騎手(騎乗馬:スターズオンアース) 339票
4位 マイルCS 藤岡康太騎手(騎乗馬:ナミュール) 134票
5位 大阪杯 武豊騎手(騎乗馬:ジャックドール) 128票