プロ野球セ・リーグのタイトルパートナーであり、日本最大の発電会社として脱炭素社会の実現に挑んでいる株式会社JERAでは、挑戦を続ける選手や彼らを支える球団スタッフ、そしてファンとともに“かけがえのない日常がずっと続く未来”を目指して「JE…
プロ野球セ・リーグのタイトルパートナーであり、日本最大の発電会社として脱炭素社会の実現に挑んでいる株式会社JERAでは、挑戦を続ける選手や彼らを支える球団スタッフ、そしてファンとともに“かけがえのない日常がずっと続く未来”を目指して「JERA セ・リーグ CHALLENGE」を繰り広げている。
その一環として、セ・リーグの球団とファン、JERAが協力し、街の清掃活動を行う「シティクリーンプロジェクト」が、年間を通して実施された。
今回は中日ドラゴンズ、広島東洋カープ、東京ヤクルトスワローズ3球団での取り組みを紹介。
■中日ドラゴンズ(2023年9月18日@名古屋市)
巨人、DeNA、阪神に続いて2023年4回目の「シティクリーンプロジェクト」は、愛知県名古屋市にある「ナゴヤ球場」の周辺エリアで実施された。中日ドラゴンズの公式ファンクラブ・ジュニア会員の子どもたちが保護者とともに参加した。
参加者にはダイヤモンドカット柄でゴールド色の「昇竜レプリカユニホーム」がをプレゼントされ、球団マスコットのドアラも参戦。トングを持って「エイ、エイ、オー!」の掛け声の後、曇り空の中、ナゴヤ球場に面した歩道、球場東側の「八幡公園」、球場北側の「露橋公園」の3つのエリアに分かれて清掃活動を開始した。
いざ清掃活動が始まると、普段は何気なく通り過ぎていた場所にもタバコの吸殻やお菓子の包み紙など細かなゴミが落ちており、中にはボロボロになったマットや片足ずつのスニーカーなどの“大物”も。公園エリアには9月ということもあって多くの落ち葉が落ちており、今回はゴミだけでなく、主に吹き溜まりや排水口周りの落ち葉も一緒に回収した。その落ち葉に混じって、タバコの吸殻も落ちており、大人たちの喫煙マナーを問われることにもなった。
途中、住民の方々から感謝の声もかけられながら活動は順調に進んでいたが、途中から雨が降ってきたために残念ながら中断。それでも球場に戻る最中、雨に濡れながらもゴミを拾い続けた。「普段からボランティア活動に興味があって、ゴミ拾いもよくやっています!」と元気一杯の子どもたち。最後は参加者全員で記念撮影。球団からは感謝の気持ちとして、当日の試合の招待チケットがプレゼントされた。
■広島東洋カープ(2023年9月24日@宮島)
2023年5回目の開催地は、広島県廿日市市の宮島・有の浦海岸。広島東洋カープファンの小中学生とその保護者が参加し、活動が実施された。
舞台は日本三景の一つであり、世界遺産に登録されている厳島神社のある「宮島」。受付会場の「etto宮島交流館」には多くの参加者が集い、球団から配られたキャップやタオル、新井監督のお面などのグッズを早速、身に付けて大盛り上がり。開会式が始まると、高橋昂也選手、坂田怜選手、名原典彦選手、辻大雅選手ら注目の若手が登場し、さらに球団OBの中田廉さん、今村猛さん、そしてマスコットのスラィリーといった超豪華メンバーが集結した。
向かった先の有の浦海岸は、ポイ捨てゴミなどは見当たらず。しかし、波打ち際には流木や海藻などに混じって、プラスチック製のパイプや発泡スチロールのかけらがたくさん。実はこれらの多くは、地元の名産である牡蠣の養殖に使われていたもので、台風などによって破損してしまったものが流れ着くとのこと。現在自然に分解される素材への置き換えが進められているそうだが、現時点ではまだまだ海が汚れる原因の一つになっている。
子どもたちは足元を濡らしながらも真剣な表情でこれらのゴミを拾い、大人たちも負けじと汗を流した。もちろん選手やOBたちもハッスル。子どもたちは選手やOBと間近で触れ合うことができ、「かっこよかった!」「近くで見るとすごく大きかった!」と大興奮だった。ゴミ拾いは約1時間で終了し、そのまま砂浜に集まり、厳島神社の大鳥居をバックに記念撮影。閉会式後、選手たちから子どもたちのキャップやユニホームにサインのサービスもあり、思い出に残る1日となった。
■東京ヤクルトスワローズ(2023年11月25日@神宮外苑)
2023年最後の6球団目は、東京ヤクルトスワローズ。神宮球場のある神宮外苑で開催され、球団公式ファンクラブSWALLOWS CREWキッズに加入している小中学生とその保護者が参加した。
受付では参加者に「TOKYO燕パワーユニフォーム」と「特製キャップ」をプレゼントされ、そして開会式には、木澤尚文選手、吉村貢司郎選手、古賀優大選手、武岡龍世選手、丸山和郁選手、濱田太貴選手の若手6選手が登場。代表して木澤選手が「普段お世話になっている神宮外苑なので、塵ひとつ残さず綺麗にできればと思います」と意気込みを語り、清掃活動がスタートした。
今回のメインエリアは計146本のイチョウが植えられているというイチョウ並木。黄金色に染まった美しい場所には普段から多くの人が足を運び、綺麗に保たれているが、それでも多くの落ち葉に混じってペットボトルや紙などが落ちており、「神宮はお世話になっている場所なので、ひとつもゴミを残さないように綺麗にできればと思います」(古賀選手)、「いつもファンの方々に支えていただいているので、しっかり皆さんと楽しみながら頑張りたいと思います」(吉村選手)、「運(ゴミ)を拾って、来年いっぱい打ちたいですね」(濱田選手)と選手たちも意欲満々。「いろいろな話ができてうれしい」「選手を身近に感じられて楽しい!」と嬉しそうな表情を見せる子どもたちとともにゴミを探し、拾い続けた。
そして、イチョウ並木の端から折り返して受付会場に戻ってきた頃には、大きなゴミ袋がいくつもいっぱいに。閉会式では、選手と参加者全員で記念撮影を行い、すっかり選手と打ち解けた子どもたちは体を寄せ合って整列し、「JERA セ・リーグCHALLENGE!」と大きな掛け声で最高の表情を見せていた。
日本最大の発電会社であるJERAは、再生可能エネルギーの積極的な導入や、CO2を出さないゼロエミッション火力発電の実現などを通じて、脱炭素社会の実現に挑戦しており、子どもたちが大好きな野球をいつまでも楽しめる未来のため、「引き続き皆さまのご協力をお願いいたします!」と訴えている。