テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は19日、男子シングルス3回戦が行われ、第12シードのT・フリッツ(アメリカ)が世界ランク67位のF・マロジャン(ハンガリー)を3-6, 6-4, 6-2, 6-2…

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は19日、男子シングルス3回戦が行われ、第12シードのT・フリッツ(アメリカ)が世界ランク67位のF・マロジャン(ハンガリー)を3-6, 6-4, 6-2, 6-2の逆転で破り、2022年以来2年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。試合後の会見で、今大会を欠場し怪我からの復帰を目指している元世界ランク4位の錦織圭について「彼が戻ってくるのを見たい」と述べた。
>>【動画】錦織vsフリッツ 準々決勝のハイライト(昨年7月のアトランタOP)<<
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世界ランク12位で26歳のフリッツが全豪オープンに出場するのは6年連続8度目で最高成績は2022年の16強入り。今大会では1回戦で世界ランク90位のF・アコスタ(アルゼンチン)、2回戦ではラッキールーザーで本戦入りした同97位のH・ガストン(フランス)を下し3回戦進出を決めた。
この日、19本のサービスエースを決めファーストサービスが入ったときに79パーセントの確率でポイントを獲得したフリッツ。第1セットをマロジャンに先取されたものの53本のウイナーを決めるなどアグレッシブにプレーし3セットを連取。23度のブレークチャンスの内6度のブレークに成功し、2時間23分で勝利した。
試合後の会見でフリッツは「ここでベスト16に残れることにもちろん興奮している。 次の試合が楽しみだよ。自信が持てるようになった。最初は相手がとてもいいプレーをしていたけど自分もレベルをかなり上げて、最後のセットは本当に本当にいいプレーができた」とコメント。
また、会見の中で錦織についての質問を受けたフリッツ。昨年7月のアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)準々決勝で対戦しており、その時は6-4, 6-2で錦織にストレート勝ち。この試合を最後に錦織は公式戦から遠ざかっている。
「正直なところ、あれが彼の最後の試合になってしまったのは残念。彼は確か、その前にチャレンジャーで優勝ばかりだったと思うし、その前にもいい選手に勝っていた。彼と対戦したのは準々決勝だったね。彼はすでに2勝していた。彼は間違いなく堅実なプレーをしていると思ったから、そこで勢いが止まってしまったのは悲しかった。それ以来、彼はプレーできていないからね」
続けて錦織との再戦を楽しみにしているか問われると「ああ、もちろんだ。彼がベストのプレーをしているときに対戦するのは楽しみではないかもしれないね。彼は何度も僕を打ち負かした。でも、彼が戻ってくるのを見たいよ。彼は素晴らしい男だしね」とコメントした。
なお、勝利したフリッツは4回戦で第7シードのS・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは3回戦で世界ランク79位のL・ヴァン・アッシュ(フランス)を6-3,6-0,6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
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