テニスの全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）は１８日、男子シングルス２回戦が行われ、ワイルドカード（主催者推薦）で出場している世界ランク１２２位のＡ・カゾー（フランス）が第８シードのＨ・ルーネ（デンマーク）を…

テニスの全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）は１８日、男子シングルス２回戦が行われ、ワイルドカード（主催者推薦）で出場している世界ランク１２２位のＡ・カゾー（フランス）が第８シードのＨ・ルーネ（デンマーク）を7-6 (7-4), 6-4, 4-6, 6-3で破る金星を挙げ、グランドスラム初の３回戦進出を果たした。試合後、勝利したカゾーは勝利の鍵について「自分の頭、メンタルだと思う」と明かした。
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２１歳のカゾーが全豪オープンに出場するのは今回が初。１回戦では世界ランク３３位のＬ・ジェレ（セルビア）を6-2, 6-7 (3-7), 6-2, 3-6, 6-2のフルセットで下し、グランドスラム初白星を挙げて初戦突破を決めた。
世界ランク８位のルーネと顔を合わせた２回戦の第１セット、開始からサービスキープを続けタイブレークに突入。互いにミニブレークを奪い合うとカゾーは２本目のセットポイントをものにし先行する。
続く第２セット、カゾーはファーストサービスが入ったときに８９パーセントの高い確率でポイントを獲得。第１ゲームでブレークに成功すると、その後はブレークバックを許さずセットカウント２－０と勝利に王手をかける。
しかし第３セット、第１ゲームでブレークチャンスを活かせなかったカゾー。第３ゲーム終了後に左膝を痛めメディカルタイムアウトを取ったルーネに終盤となる第１０ゲームでブレークを許し、１セット返される。
それでも第４セット、アグレッシブなプレーを見せるカゾーは第１ゲームでいきなりブレークに成功。第８ゲームではブレークバックのチャンスを与えるもサービスエースを決め凌ぐと直後の第９ゲームでブレークに成功。最後はカゾーがバックハンドウイナーを決めて３時間２２分で勝利した。
試合後の会見で勝利の鍵について問われたカゾーは「鍵は何だったのか？自分の頭、メンタルだと思う。それが鍵だったと思うね。ここ数ヶ月、とてもハードなトレーニングを積んできた。コンディション、メンタル、テニス、それらすべてが今日の勝利に繋がった。だからうれしいよ」とコメント。
「もちろんホルガー（ルーネ）のことは昔から知っている。ジュニア時代は何度も試合をしたよ。でも今、彼はスーパースターで試合内容も何もかもが変わってしまったからね。もちろん、毎週彼のATPツアーを見ているので彼のプレーは知っている。僕は自分の試合、自分が最善を尽くすことに集中していた。それだけだよ」
勝利したカゾーは３回戦で第２８シードのＴ・フリークスポール（オランダ）と対戦する。フリークスポールは２回戦で世界ランク３４位のＡ・フィス（フランス）を3-6, 6-1, 7-5, 6-4の逆転で下しての勝ち上がり。
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