砂の良血ミッキーヌチバナ(牡6、栗東・高橋亮厩舎)が、東海ステークス(4歳上・GII・ダ1800m)で重賞初挑戦初制覇を狙う。  ミッキーヌチバナは父ダノンレジェンド、母ヌチバナ、母の父キングカメハメハの血統。父は16年のJBCスプリン…

 砂の良血ミッキーヌチバナ(牡6、栗東・高橋亮厩舎)が、東海ステークス(4歳上・GII・ダ1800m)で重賞初挑戦初制覇を狙う。

 ミッキーヌチバナは父ダノンレジェンド、母ヌチバナ、母の父キングカメハメハの血統。父は16年のJBCスプリントなど、重賞を9勝した砂の名スプリンターだ。母系を見ると、曾祖母は名繁殖牝馬のニキーヤ。祖母の全兄のゴールドアリュールはGI級4勝の名馬にして名種牡馬。同じく半弟のゴールスキーは14年の根岸Sを制している。

 ここまで17戦4勝。条件クラスで惜敗の目立つタイプだったが、大型馬らしく使われながら着実に成長してきた。3勝クラスを5戦目で卒業すると、昇級戦となった前走のベテルギウスSでも勝ったペプチドナイルから0秒3差の3着に健闘。ここで堂々の重賞初挑戦となった。

 ニキーヤ系のJRA重賞制覇となれば、17年マイルCSのペルシアンナイト以来で7年ぶり。主戦場のダートに限ると14年マーチSのソロル以来で10年ぶりとなる。名牝系に久しぶりのタイトルをもたらすことができるか、その走りに注目したい。